栄光は、同社の運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、中学1〜3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「中学校の部活動と勉強に関する実態調査」の結果を8月26日に発表した。同調査は、7月5日〜15日の期間に行われ、1459名から有効回答を得ている。
調査対象者に、自身の子どもが所属している部活動の種類を尋ねたところ、「運動部」が66.1%、「文化部」が27.8%、「部活動に所属していない」が6.2%だった。
自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、子どもがその部活を選んだ理由を尋ねた質問(複数回答)では、「楽しそう」(64.9%)がもっとも多かった。以下、「入学前からやっていた」(29.2%)、「新しいことに挑戦したい」(25.8%)が続いている。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に対して、自身の子どもが部活動を選ぶ際、保護者として気にかけたこととしては(複数回答)、「子どもがやりたいと思える、楽しむことができる」(86.9%)が最多となった。続いて、「子どもが新たなことにチャレンジできる」が28.0%、「友人や先輩との関係性」が26.2%となっている。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、子どもが部活動に所属していることのメリットを尋ねたところ(複数回答)、「子どもの体力が向上する」「子どもに協調性・チームワークが身に付く」が、いずれも50.8%でもっとも多い。続いて、「子どもの人間関係が広がる」が45.2%となった。また、「子どもが目標を達成する喜びを知ることができる」「子どもが先生や先輩への礼儀を学ぶことができる」といった回答もみられた。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、子どもが部活動に所属していることのデメリットを尋ねた質問(複数回答)では、「子どもの勉強時間が減る」(40.2%)が最多となり、「特にない」(34.7%)がそれに続いている。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、現在の部活動の活動日数を尋ねたところ、「週5日程度」(37.1%)がもっとも多く、それに続く「週4日程度」(26.7%)と合わせた割合が6割超を占めた。適切だと思う活動日数を尋ねた質問では、「週4日程度」(33.4%)が最多となり、「週3日程度」(30.5%)がそれに続いている。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、部活動が子どもの勉強によい影響を与えていると感じるかを尋ねたところ、「とても感じる」(15.5%)と「どちらかといえば感じる」(50.3%)を合わせた割合が6割超となった。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、子どもが部活動と勉強を両立できていると感じるかを尋ねたところ、「とても感じる」(16.1%)と「どちらかといえば感じる」(56.5%)を合わせた回答が7割超に達している。

同じく自身の子どもが部活動に所属していると答えた人に、現在子どもが所属している部活動に、学校の教員以外の外部コーチや部活動指導員がいるかを尋ねたところ、「学校の先生以外の指導員がいる」が42.3%、「学校の先生以外の指導員はいない」が57.7%だった。

自身の子どもがその部活を選んだ理由を、中学生の保護者と高校生の保護者で比較したところ、両者ともに「楽しそう」がもっとも多い。高校生の保護者の回答では、「入学前からやっていた」が多かった。

自身の子どもが部活動を選ぶ際に、保護者として気にかけたことを、中学生の保護者と高校生の保護者で比較したところ、両者とも「子どもがやりたいと思える、楽しむことができる」という回答が8割超に達している。「子どもが新たなことにチャレンジできる」という回答は、中学生の保護者の方が高校生の保護者よりも多かった。

子どもが部活動に所属していることのメリットを、中学生の保護者と高校生の保護者で比較したところ、中学生の保護者は、高校生の保護者よりも「子どもの体力が向上する」点を挙げる回答が特に多く、高校生の保護者は「子どもの人間関係が広がる」という点でメリットを感じていることがうかがえる。

子どもが部活動に所属していることのデメリットを、中学生の保護者と高校生の保護者で比較したところ、両者で「子どもの勉強時間が減る」という回答が最多となった。また、「部活動のサポートのためのスケジュール調整が大変」という回答は中学生の保護者の方が多く、10ポイント以上の差異が生じている。一方で、どちらも「特にない」が4割弱となった。

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