菅公学生服は、全国の中学・高校の教員を対象に実施した、「中学・高校の夏制服でよいと思うスタイル」に関する調査の結果を発表した。同調査は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.235にて公開されている。同調査の実施時期は7月、回答者数は1400名となっている。
調査対象者に、自身が勤務する中学・高校で採用されている夏制服のタイプを尋ねたところ(複数回答)、男子では「カッターシャツで裾を中に入れるタイプ」(56.9%)と「ポロシャツ」(46.9%)が多く、女子では「ブラウス・シャツで裾を中に入れるタイプ」(45.2%)と「ポロシャツ」(44.2%)が多かった。男女とも、シャツの裾をスラックスやスカートに入れるタックインのスタイルが半数近くに達している一方で、ポロシャツやシャツの裾を外に出すタックアウトのスタイルもみられる。

クールビズや熱中症対策によいと思う生徒の夏制服のスタイルを尋ねた質問(複数回答)では、「ポロシャツ」(全体63.0%、中学校65.7%、高校60.6%)がもっとも多かった。以下、「ノーネクタイ(ネクタイ・リボンをしない)」(全体43.7%、中学校41.7%、高校45.5%)、「ハーフパンツ(膝が出るくらいの丈のズボン)」(全体31.4%、中学校37.8%、高校25.8%)が続いた。
学校別でみると、中学校では「制服ではなく体操服を着る」(全体28.6%、中学校43.0%、高校16.1%)、「帽子・キャップ」(全体25.6%、中学校33.2%、高校18.9%)といった回答が高校よりも多い。

夏制服で男女ともにハーフパンツ(膝が出るくらいの丈のズボン)を採用することについて、どのように思うかを尋ねたところ、「とてもよい」(全体28.4%、中学校36.1%、高校21.6%)と「ややよい」(全体40.9%、中学校41.5%、高校40.3%)を合わせた割合が、全体では約7割、中学校では約8割となっている。

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