エン・ジャパンは、8月4日より、神奈川県鎌倉市の「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を開始することを7月24日に発表した。同社が運営する採用支援サービスを通じ、「教員」の公募をサポートする。

従来、公立学校の教員は都道府県が一括で採用・配置する「県費負担教員制度」により任用されてきたが、多様な教育が提供できる組織体制の強化を進めるうえでは、従来の枠組みだけでは対応が難しいという課題があった。こうした背景のもと、同市では新たに「市費負担教員制度」を創設(「鎌倉市市費負担教員の任用等に関する条例」が6月議会において成立)。全国的にもめずらしい、市独自で正規の教員を採用・任用する制度をスタートさせる。
今回のプロジェクトでは、小中学校において学級担任を担う人、中学校において技術科・美術科の授業を担う人を公募する。また、給与や処遇は県費教員と同等の基準が適用される。
エン・ジャパンは、「ミドルの転職」「AMBI」「エン転職」「エンゲージ」といった求人サービスを通じた集客支援に加え、ビデオ面接ツール「Video Interview」、採用管理システム「Hirehub」の提供により、選考フローを支援。求職者との適切なマッチングをサポートする。応募受付期間は、8月4日から8月31日。

同社は、同制度が新しい教員採用のモデルケースとなることを目指し、鎌倉市とともに制度の認知と応募促進を支援していく。
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