河合塾は、高等学校向けに提供しているAI搭載のICT教材「tokuMo(トクモ)」をアップデートしたことを、7月17日に発表した。国語に「現代文」「漢文」を、地歴・公民に「地理総合」「地理探究」「倫理」「政治・経済」を追加。これにより、大学入学共通テストで出題される7教科21科目のうち、地学とドイツ語・フランス語・中国語・韓国語を除く7教科16科目をカバーした。

tokuMoは、AIを搭載した高校7教科のICT教材で、「高等学校における学習指導での使いやすさ」を追求して教員の意見を取り入れ、生徒の学力定着と教員の業務負担軽減の両立を目指している。アップデートの内容は次のとおり。
1.国語に「現代文」「漢文」を追加
教員から要望があった「現代文」と「漢文」を追加した。「現代文」は、説明的文章や文学的文章の読解に加え、漢字や文法、文学史まで1449問を搭載。知識問題から読解問題まで学習ができる。「漢文」は、返り点など科目の特性を踏まえ、すべての問題を縦書きで搭載。文法の基本から語彙、漢詩など200問を学習できる。


2.地歴・公民に4科目を新規搭載
地歴・公民に「地理総合」「地理探究」「倫理」「政治・経済」の4科目を新規搭載した。地理は「地理総合」「地理 探究」あわせて250問、「倫理」は139問、「政治・経済」は310問を搭載し、基礎から大学入試レベルまで学べる。


3.「生物」の問題追加
既存科目の「生物」に100問を追加搭載した。これにより効果的な学習が可能となる。
また、現在、学校や自治体を対象とした夏のトライアルキャンペーンを開催している。8月末までtokuMoを無料で試すことができる。
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