ベネッセコーポレーションは、同社の提供する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」が、全国の小学生と保護者を対象に実施した、夏休みの宿題に関する調査の結果を7月15日に発表した。同調査は、「進研ゼミ」会員の小学1年生~6年生1万6741名に対して6月17日~24日の期間に、同社の保護者向けアプリ「まなびの手帳」に登録する小学生の保護者2803名に対して6月15日~22日期間にそれぞれ行われている。
保護者に対し、前年の夏休みの宿題に「任意制」や「選択制」の宿題があったかを尋ねたところ、「任意制の宿題があった」という回答が42.0%、「選択制の宿題があった」という回答が24.2%、「任意制と選択制の宿題があった」という回答が17.7%だった。

「任意制の宿題があった」または「任意制と選択制の宿題があった」と答えた人に、任意制の宿題の中身を尋ねた質問(複数回答)では、「自由研究・工作」(30.2%)が最多となっている。

さらに保護者に対して、宿題が任意であることに対する賛否を尋ねたところ、「賛成」が69.8%を占めた。任意制の宿題を「賛成」とする理由としては「子どもが自分で選んだ宿題のほうがやる気がでる」「共働きで平日不在のため、強制だと親の負担が大きい」といった意見が寄せられた。一方、任意制の宿題を「反対」とする理由としては「やらなくていいとなるとやらない」「やる子やらない子の学力差が開きそう」といった意見が寄せられている。
夏休みの宿題で、もっとも大変だと思うものとしては、子ども・保護者ともに「自由研究・工作」が最多となった。自由研究が大変だと思う理由について、保護者からは「テーマが決まらない」「授業でやってないことをやらせるのは大変」「子ども1人ではまとめきれず親の手伝いが必須」といった意見が寄せられた。子どもからは、「自由と言われても何をすればいいかわからない」「去年は2徹して終わらせた」「まとめ方がわからない」といった意見が寄せられている。

保護者に対して、自由研究にどのように関わる予定かを尋ねた質問では、「なにかしら関わる」とする回答が94.4%を占めており、「自由研究のテーマ決めやまとめ方で生成AIを使わせたい」といった回答もみられた。

- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア