公立小中学校向けのクラウド型校務支援システム「SasaeL 校務」を提供するSasaeLは、新たに保護者連絡システム「SasaeL 連絡」を開発し、SasaeL 校務の導入自治体・学校向けに無償で提供を開始したことを、7月17日に発表した。

SasaeL 連絡とは、学校・自治体と保護者の円滑なコミュニケーションを実現するクラウドサービス。保護者は専用のスマートフォンアプリから欠席・遅刻・早退の連絡を送信でき、学校側はお知らせや連絡事項を一斉配信できる。これにより、教職員と保護者双方の負担を軽減し、スムーズで確実な情報共有を実現する。
主な特徴は次のとおり。
1.校務支援システムと自動データ連携し、教職員の業務負担を軽減
欠席連絡情報の自動連携
保護者からの欠席・遅刻・早退連絡は、SasaeL 校務の出欠簿に自動反映される。従来、教職員が日々手作業で行っていたCSVデータの取り込みや入力作業が不要となり、業務効率化を実現する。

名簿情報の一元管理
名簿情報はSasaeL 校務で一元管理しているため、名簿の個別登録や更新作業を行う必要がなくなり、管理にかかる時間と労力を削減する。なお、データ連携に伴う追加費用は発生しない。
2.基本機能は無償提供、費用負担なく導入可能
欠席・遅刻・早退連絡、学校・自治体からの一斉連絡配信などの基本機能は無償で利用可能。これにより、自治体や学校に費用負担なく導入できる。また、自治体からの一斉配信機能も搭載し、緊急時の情報配信や重要連絡にも活用できる。今後、個別連絡機能やアンケート機能、集金管理機能など、さらなる機能拡充も予定している。なお、現在はSasaeL 校務のオプション機能として提供している。
また、同社は、全国の教育委員会・小中学校を対象とした無償トライアルを実施している。トライアルでは、SasaeL 連絡を含むSasaeL 校務のサービスを、2025年度中無償で利用可能。応募の条件はSasaeL 校務のサービス開発ヒアリングへの協力と、2026年度以降のSasaeL 校務の有償利用を検討できること。なお、応募自治体数が上限に達し次第、締め切りとなる。
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