マイナビは、2025年に卒業した全国の高校生を対象に実施した、「2025年 高校生の進路意識と進路選択に関するアンケート調査」の結果を5月16日に発表した。同調査は、3月25日〜31日の期間に、マイナビの運営する進学情報サイト「マイナビ進学」会員で、調査時点での高校3年生に対して行われ、3013名から有効回答を得ている。
調査対象者に、志望校選びで重視するポイントを尋ねたところ(複数回答)、「学べる内容」(44.9%)が5年連続でもっとも多く、「取れる資格」(31.7%)、「学部名・学科名」(30.6%)がそれに続いた。一方で「自分の学力との相性」(26.6%)は、2021年の調査開始以来減少傾向となっている。

受験校選択時の不安や悩みについて尋ねた質問(複数回答)では、「受験に合格できるか」(32.8%)が最多となり、「授業についていけるか」(31.3%)がそれに続いた。そのほか、「自分が学びたい内容を学べるか」(28.0%)、「将来やりたいと思う仕事が見つけられるか」(27.6%)といった、進学後の不安を訴える回答もみられる。

受験校数は、前年の調査と比較して0.17校増の平均1.94校と、前年よりもわずかに増えたものの、2年連続で2校を切った。

受験校数が2校以下の人に、その理由を尋ねたところ、「受験校を増やすと受験料や入学金の支払いが大変だから」(33.2%)がもっとも多く、「受験校を増やすと対策の準備が大変だから」(28.2%)がそれに続いている。

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