さつきは日本HP協力のもと、電子黒板「ミライタッチ」を島根県松江市立義務教育学校 玉湯学園に導入し、ICT教育環境の構築・整備における実証実験を進めていることを、5月8日に発表した。
教育ICT環境の実現に向けて、文部科学省はGIGAスクール構想を掲げているが、現状では地域間での取り組み状況の格差是正が目下の課題となっている。今回、実証実験を進めている玉湯学園は、県のICT教育をけん引する「リーディングDXスクール」に認定された学校。この度、ミライタッチと周辺機器を授業で使用することで、実証実験中に変化が起きたことが中間報告として発表された。

同校では、デジタル機器やITテクノロジーを活用したICT教育環境の構築・整備が課題となっており、早期の解決が望まれていた。そこで「ミライタッチ + 日本HP 特別パッケージ」を導入した。同パッケージには、ミライタッチ ChromeOS Flex搭載モデルのほか、インジェクションプリンター「HP Smart Tank 7305」、USBビデオバー「Poly Studio USB」が含まれる。

中間報告の内容は次のとおり。
授業のスピード感や立体感が高まり、児童生徒の関心度が向上
ミライタッチの導入により、以前よりも授業がスムーズに進むようになった。またプリンターのHP Smart Tank 7305でプレゼン資料を印刷したり、Poly Studioで授業の様子を録画したりすることで、児童生徒の関心度を高める立体的な授業が行えるようになった。

教員同士のコミュニケーションが活発化
Poly Studioを使って教員の会議をオンライン化。島根県は東西が非常に離れているため教員間のコミュニケーションが取りづらいという難点があったが、改善された。

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