マニュライフ生命保険は、全国の高校1〜3年生を対象に実施した、「高校生の金融リテラシーに関する調査」の結果を2月25日に発表した。同調査は、2024年12月12日〜18日の期間に行われ、312名から回答を得ている。
調査対象者に、これまでに金融教育を受けたことがあるかを尋ねたところ、「受けたことがある」とする回答が72%を占めた。金融教育を受けた場所は「学校で」という回答が最多となったが、2022年4月から高校で金融教育が義務化されたものの、授業時間の制約や学校ごとの取り組みの違いなどから、その割合は61%に留まっている。

金融教育は必要だと思うかを尋ねた質問では、「必要だと思う」が92%を占めた。

より頻繁に金融教育を受けたいと思うかを尋ねた質問に対する回答を男女別でみると、「より頻繁に受けたい」とする回答は男子では69%、女子では53%となっている。


なぜ金融教育は必要だと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「お金に対して正しい知識や判断力が必要だと思うから」(88%)がもっとも多く、「自立して生計を立てるために必要な知識だから」(59%)、「お金に対する不安があるから」(39%)がそれに続いた。

今後学びたい金融教育の種類としては(複数回答)、「資産運用」「家計管理&ライフプランニング」「保険」が上位となった。

自身の金融知識に対する評価を尋ねた質問では、「非常に知識がある」(7%)と「やや知識がある」(17%)を合わせた割合が24%に留まり、「ほとんど金融知識がない」という回答は22%となっている。

いつから金融教育を学ぶべきだと思うかを尋ねたところ、「中学生から」(51%)が最多となり、中学生以前からとする回答が70%に達している。

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