atama plusは、同社が提供するAI教材「atama+(アタマプラス)」が、日本大学経済学部の入学前教育に活用されることを、12月27日に発表した。対象は「総合型選抜・学校推薦型選抜・校友枠選抜」の2025年度入学生。
昨今「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生が増えており、2023年度入試では年内入試による入学生が全体の半数を超えている(文部科学省「令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」より)。
このような入試形式では合格から入学までに時間があることから、学部の学びにスムーズに接続することをねらいとした「入学前教育」を取り入れる大学が増えている。入学後に専攻する学問分野を学ぶ上で必要な学力の習得に向けて、高校の既習範囲の復習や専門知識の予習が行われる。
日本大学経済学部は、経済学・経営学・会計学の修得を通じて経済的諸現象に関する幅広い知識と教養を身に付け、広く国際社会で活躍できる人材の育成を目指している。入学前教育では、これまでも大学および社会で必要とされる国語力、英語力の強化を目指して経済関連書籍の読書感想文提出や英語オンライン教材の受講といった取り組みをしていた。しかし、対象人数が多いことからすべての入学生が満足できる課題を設定し、評価結果を適切にフィードバックすることは困難であった。また、新しい学習指導要領に基づく教材の更新も課題となっていた。
そこで、一人ひとりの理解度に合わせて個別最適なカリキュラムを作成するAI教材「atama+」を活用することにより、飽きずに学習を継続し個々に応じた能力向上につなげられると考え、2025年度から導入することとなった。
対象となる経済学部の総合型選抜・学校推薦型選抜・校友枠選抜の2025年度入学生は、約3カ月にわたって学部が指定した国語・英語の単元を「atama+」で自立的に学習する。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組むことで、学部の学びに必要な読解力、英語力の向上を目指す。
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