カシオ計算機は、小金井市立小金井第四小学校(東京都小金井市)において、オールインワンICT学習アプリ「ClassPad.net」を使った、図画工作科の花炭アート作りの授業を11月27日に開催した。
花炭は、木の実・葉・花といった材料をそのままの形で炭化させてつくる観賞用の炭。今回、図化工作科の授業において、小学5年生が花炭を使ったアート作りを行っている。児童たちは、事前に環境学習の一環で「カーボンニュートラル」をテーマにした講義を聞くとともに、同校近くの公園で集めた材料を炭化させて作った。
11月27日に行われた授業では、「ClassPad.net」を使って花炭アートの制作過程を記録した。また、金づちで叩いて粉々にした花炭を作品にふりかけたり、セミの抜け殻や蓮根といった変わった材料を使った花炭を作品に採用したりと、各児童が思い思いのアート作りを行い、個性豊かなアートを作り上げている。
その後児童は、「ClassPad.net」の「デジタルノート機能」にある「テキストふせん」を使い、作品タイトルやアピールポイントを記入しつつ、「カメラふせん」で撮影した写真を記録した。また、花炭作りの過程で材料が花炭に変わる様子や、花炭になった材料の状態についても同じように記録していたので、花炭作りからアート作りまでの過程を記録したすべてのふせんをまとめた後、提出機能を使って教員に提出している。
「ClassPad.net」を使用することで、児童数が多かったり、複数回の授業に分けて長時間で行われたりする課題であっても、教員は提出済みのふせんを確認することで、児童の学びをさかのぼって確認することが可能。そのため、一人ひとりに的確な評価やアドバイスを送れるようになる。
なお、2025年2月には、展覧会において「ClassPad.net」に保存された児童の作品、および制作過程の展示を予定している。
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