EDUCOMは、同社が提供する統合型校務支援システム「C4th」が、国際標準規格OneRoster対応の名簿出力機能の出力対象項目に「userIds」を追加したことを、11月15日に発表した。これにより、各サービスとの名簿連携を強化し、年次更新時などのアカウント管理における教職員の負担軽減に貢献する。
「C4th」は、EDUCOMがクラウドあるいはオンプレミスで提供する、全国の小中学校向けに教員の校務の効率化を支援する統合型校務支援システム。
GIGAスクール構想で1人1台端末が整備されたことにより教育現場のICT化が推進されている一方、さまざまななサービスを利用することで、アカウント管理業務が教職員の運用負担となっていることが課題とされている。
同社はこの課題を解決するため、すでに「C4th」にOneRoster対応の児童生徒・教職員名簿出力機能を実装している。今回、ユーザーからの要望を受けて、新たに「userIds」を出力対象項目とした。これにより、各サービスとの名簿連携をより強化し、年度更新時はもちろん、日々の児童生徒のアカウント管理の負担軽減を実現する。また、システム間の相互運用の可能性も広げる。
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