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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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キーパーソンインタビュー

黒板メーカーによる「先生が主役の音楽フェス」!? 社長の坂和氏と藍坊主の藤森氏に聞く、開催への想い

「SENSEI SONIC」主催者 株式会社サカワ 代表取締役社長 坂和寿忠氏、同社 マーケティング部 部長/ロックバンド 藍坊主 藤森真一氏インタビュー

 黒板メーカーのサカワによる、先生が主役の音楽フェス「SENSEI SONIC(先生ソニック)」。出場者は全員学校の先生、観覧者も学校の先生と関係者のみという、まさに「先生が主役」であることにこだわったイベントだ。今年5月に開催が発表されて以降、多くの注目を集め、10月13日に開催当日を迎えた。当日は決勝ライブに進出した6組が熱いパフォーマンスを披露し、観覧者とともに大いに盛り上がった。今回はイベントを主導した、サカワの代表取締役社長である坂和寿忠氏と、同社 マーケティング部の部長でロックバンド・藍坊主のベーシストとしても活躍する藤森真一氏に、開催への想いや、当日を振り返ってみての感想などを伺った。

なぜ黒板メーカーが「先生が主役の音楽フェス」を開催したのか?

──まず、黒板メーカーであるサカワが、先生が主役の音楽フェス「SENSEI SONIC」を開催することになったきっかけを教えてください。

坂和寿忠氏(以下、坂和):最初のきっかけはある社員からの「先生のすごいところにフィーチャーし、盛り上げるイベントをやってみたい」という提案でした。僕も同じ気持ちで「いつか開催してみたい、でもどのようなテーマでやればいいかな?」と考えていたのですが、サカワにはミュージシャンである藤森さんがいるので、音楽イベントをやってみたらおもしろいと思ったんです。

株式会社サカワ 代表取締役社長 坂和寿忠氏
株式会社サカワ 代表取締役社長 坂和寿忠氏

藤森真一氏(以下、藤森):最初は社長と2人で「できるかもしれない」と話していたのですが、ほかの部署の人たちもみんな賛同してくれて。背中を押してくれました。

株式会社サカワ マーケティング部 部長/ロックバンド 藍坊主 藤森真一氏
株式会社サカワ マーケティング部 部長/ロックバンド 藍坊主 藤森真一氏

坂和:でもやっぱり、藤森さんの存在はかなり大きかったですよ。僕は音楽のことに関してまったくの素人ですが、藤森さんが「できる」と言ってくれたことで勇気づけられましたね。

──SENSEI SONICは、教育関係者向けのイベントとして非常にユニークですよね。学校の先生のパーソナルな部分を前面に出すイベントは、これまであまりなかったのではないかと思います。

坂和「いつもとは違う先生の一面を見せたい」という点は意識しました。僕たちは普段、学校の先生と向き合う機会が多くありますが、みなさんとてもおもしろくて、魅力的な方々ばかりなんです。でも、世の中では「人に教える仕事で、真面目」という部分ばかりが切り取られてしまい、ネガティブな報道も相まって「なりたくない職業」「重労働で、責任ばかり負わされる」といったように社会的なイメージも落ちてしまっています。

 また「教育」の話をする際、もちろん子どもたちのことを第一に考えるのも大切なのですが、「いい教育」は先生がいるからこそ実現するものです。ですから、教育を下支えするためにも「学校の先生という職業を改めて盛り上げなければ」と考えています。そして、教室で先生の近くにあるもののひとつが黒板です。だからこそ「黒板屋である僕たちが先生の力になりたい」という想いはずっと前から抱いていました。

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応募が来るのか、ちゃんと開催できるのか不安だった

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この記事の著者

森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


関口 達朗(セキグチ タツロウ)

 フリーカメラマン 1985年生まれ。  東京工芸大学卒業後、2009年に小学館スクウェア写真事業部入社。2011年に朝日新聞出版写真部入社。  2014から独立し、政治家やアーティストなどのポートレート、物イメージカットなどジャンルを問わず撮影。  2児の父。旧姓結束。趣味アウト...

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