ベネッセコーポレーションが展開する「進研ゼミ 高1講座」は、7月より会員向けに英語スピーキングの自主トレーニングアプリ「1分スピーキング」の提供を開始する。それを受け、7月12日にはメディア向けの発表会が開催された。
2020年の大学入試改革で「聞く」「読む」「話す」「書く」の英語4技能が評価の対象となることに備え、「進研ゼミ 高1講座」では4月より外国人講師による個別指導「オンラインスピーキング」を導入している。受講生の満足度は高い一方で、会話経験の少なさや発音に自信がないことから、外国人講師とのレッスンはハードルが高いという声もあがっていた。
それを受けて、「進研ゼミ 高1講座」では英語の発話への抵抗感を減らすことを目的に、提供中のオンラインスピーキングに加えて、自主的に学習できるアプリ「1分スピーキング」を組み合わせた新しい学習方法を提供することを発表した。
「1分スピーキング」はスマートフォンを用いて、1人で発話トレーニングができるアプリ。発話の相手はアプリ画面上のキャラクターで、1レッスン1分という取り組みやすさが特徴。利用者は最初に自分の好きなキャラクター、会話シーン(テーマ)を選び、キャラクターからの質問に対して、画面上に表示されている英文フレーズを読みあげる。発話音はその場で録音され、レッスン終了後すぐ評価を確認できる。
発表会では現役の高校1年生でモデルの伊藤小春さんが、実際に「1分スピーキング」を体験。「キャラクターが面白く、評価がすぐ出るので、何回もチャレンジしてみたくなりました」と感想を話した。
発表会の後半では俳優・タレントの千葉雄大さんも登場。「1分スピーキング」には千葉さんが期間限定キャラクターとして登場し、発話のトレーニングを行うことができる。
会場には「進研ゼミ 高1講座」の会員である高校1年生100人も招かれており、千葉さんに英語学習に関する質問を行った。「勉強のモチベーションを上げるにはどうすればいいですか?」という質問に対し、千葉さんは「テストの目標点数が達成できたらおいしいものを食べよう、といった自分へのごほうびを用意してみてはどうでしょうか」と答えた。また、「英語を好きになるにはどうすればいいですか?」という問いには、「自分の好きなものと関連付けて勉強するといいです。僕は洋楽を聴きながら英単語を調べたり、映画の字幕をみて面白いフレーズがあったら調べたりしていました」とアドバイスした。
「1分スピーキング」アプリは「進研ゼミ 高1講座」の会員であれば受講教科にかかわらず受講費内で全員が利用可能。リリースは7月20日を予定している。
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