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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ

学校でのICT活用、教員間の温度差をどう解消する? 大切なのは「寄り添うこと」

GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ 第8回

校内でICT活用を推進する際に大切な2つのポイント

一郎
まず1つ目は、フォロワーを大切にすること。きっと君の実践を面白いと思って真似してくれる人が出ると思う。その人を大切にしてあげよう。リーダーは1人じゃリーダーになれないよ。フォローしてくれる人がいて、初めてリーダーになるんだ。だから、リーダーを真似てくれる2人目を大切にしよう
なるほど。学年で広げていく中で、面白いと思ってくれる人も出始めたところです。その人と一緒にいろいろ考えてみるのもいいですね
一郎
そうそう。そういうフォロワーが現れたら、 ぜひ職員室で話し合うといいよ。周りの先生に楽しさが伝わったらこっちのもの
なるほど。あえて見せることで、さらに広がることを期待するんですね
一郎
その通りだよ。そして、もうひとつは管理職をどうにか味方につけておくこと。可能であれば生徒指導主任も味方につけよう
それはどうしてですか?
一郎
こちら側の考えを理解してもらえると、休み時間の活用を禁止するなどの極端なルールが提示されたときに、いったん「待った」をかけてくれるよ。特に、生徒指導主任はそういったルールに関して提案する立場だから、どうにかこちらのスタンスを説明し理解してもらえるようにするといいよ
なるほど。ルールで強制的に解決する手段をギリギリまで使わないようにしてくれるということですね。それはありがたいことです
一郎
その通り。チームとして学校が動いている以上、そういった方と連携することは、大きな力になってくれると思うよ。ちなみに僕は情報主任かつ生徒指導主任だよ
それは強すぎますね
一郎
まぁそんな人はあまりいないと思うけど、ルールが作られそうになったときは危険信号だと捉えて、情報主任の君が、自分のクラスで結果をちゃんと出せばいい。休み時間の活用で素敵なところを発信したり、時にはみんなで外で思いっきり遊んだりして、誰も教室にいないなんて時間を作ってもいいと思う。そうやってメリハリのある活用ができることを示せれば、猛反対をする人も徐々に減ってくるんじゃないかな
そうですね。まずは自クラスで結果を出すというのも大切だと思いました
一郎
何度も言うけれど、端末の自由な利用をルールによって縛りすぎないように、できる限りの動きをすること。子どもたちがきちんと自分たちの活用について自覚的であるように指導をすること。ルールを作ったら必ず見直すこと。チームとして活用が進むようにほかの先生の教育観をリスペクトしながら、小さな一歩を積み重ねること。たくさんあるけれど、これを乗り越えると、活用のステージがグッと上がるから、ぜひがんばってほしい
わかりました。一つひとつ、取り組んでみたいと思います!
一郎
よし。じゃあ次は、具体的な教室での活用事例について見ていこう
  • 記事内人物イラスト:©hitomi miyahara - stock.adobe.com

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この記事の著者

鈴谷 大輔(スズヤ ダイスケ)

 公立小学校教諭。プログラミング教育の教員コミュニティ「Type_T」代表。みんなのコード プログラミング教育 養成塾(2019夏期集中コース)修了。プログラミング教育関連のイベント運営に複数携わる。放送大学「Scratchプログラミング指導法」ゲスト出演。Maker Faire Tokyo 201...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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