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GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ

「Google Classroom」の課題評価で役立つルーブリックとは? 予定を共有する方法も解説

GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ 第11回

 GIGAスクール構想で導入された1人1台端末は、学校の授業や校務のあり方を変える大きな可能性を持っており、子どもたちのポテンシャルを引き出すツールにもなり得ます。本連載では小学校の学級担任である筆者が「日常的にICTを活用した学級経営のあり方」について、担任としての心得や実際の活用事例を紹介しています。前回は「Google Classroom」における課題と資料の使い分けや児童生徒同士で共有する方法を紹介しました。今回は、Google Classroomの課題を評価する際に役立つ「ルーブリック」と、Googleカレンダーで予定を共有する方法について解説します。

Google Classroomの課題を評価する際に大切な「ルーブリック」

前回のアドバイスのおかげで、Google Classroomの課題や資料の使い分けについてかなり理解できました。子どもたちも徐々に使い慣れてきました
一郎
それはよかったね。Google Classroomの基本的な活用が軌道に乗ったら、次に考えたいのは、課題の評価方法や、子どもたちがより深い学びにつながる仕組みについてだね
評価ですか? それについても何かポイントがあるのでしょうか
一郎
もちろんだよ。評価は、課題の質や授業のデザインに直接影響する部分だからね。今回は評価の基準を考えるときに役立つ「ルーブリック」と、子どもたちが予定を確認できるスケジュールの共有について考えてみよう
はい! 改めて、ルーブリックとは何か教えてください
一郎
ルーブリックは、パフォーマンス評価において、評価の観点(評価の規準)と、評価の基準を表形式で表して評価することだよ
おっと、ちょっと待ってください。「評価規準」というと今までずっと「規準」を使ってきましたが、ルーブリックの場合、評価の「基準」と書くのですね
一郎
そこは本筋から離れるから詳しくは調べてみてほしいけれど、段階を表して「これ以上がA」のような示し方をする場合には、評価の基準と表記するよ
なるほど。すみません、話が逸れてしまって
一郎
ううん、大丈夫だよ。そうやって、疑問に思ったことを放置しないというのも、これからの先生には必要な心構えだと思う。今は何でもすぐに調べられるから、後回しにすればいいやと思って、そのまま忘れたりしちゃうよね。疑問に思ったことをその都度解決していくことは大事だよ
はい、ありがとうございます。それで、ルーブリックはどう使うのでしょうか?
一郎
ペーパーテストをやっていたときは、例えば90点以上がAとか、60点未満はCとか、点数で区切っていたと思うんだ。でもどうだろう。例えばパフォーマンスを評価する例として、スピーチの評価をするとする。終わった後に自動で点数が頭の上に出てきたらいいけれど、実際はそうじゃない。先生が何らかの基準をもって、この子はAだとかBだとか決めなければいけない。でも、何ができたらAとすればいいんだろう?
確かに「この子はA」とするのに、根拠が必要なのは言うまでもないですね。また、学年間でその歩調が揃っている必要もあります
一郎
そう、その通り。そして、児童生徒の立場に立って考えてみても、「自分のスピーチはどのように評価されたんだろう」って不安に思ったり、この学習で求められている力が伝わっていなかったりすることもあるんじゃないかな
確かにそうですね。ルーブリックを作成するだけでなく、子どもたちと共有することで、学習の道筋が明確になります
一郎
と言う訳で、まずはClassroomの課題作成時に作れる、ルーブリックについて見ていこうか

次のページ
【解説】Google Classroomにおけるルーブリックの作り方

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この記事の著者

鈴谷 大輔(スズヤ ダイスケ)

 公立小学校教諭。プログラミング教育の教員コミュニティ「Type_T」代表。みんなのコード プログラミング教育 養成塾(2019夏期集中コース)修了。プログラミング教育関連のイベント運営に複数携わる。放送大学「Scratchプログラミング指導法」ゲスト出演。Maker Faire Tokyo 201...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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