ライフイズテックは、新たな自治体向けサービスとして、8月から生成AIを活用した中高生向け地域課題解型学習プログラム「Z-SCHOOL(ゼットスクール)」を開始したことを、9月19日に発表した。その第1期として、東京都港区・福井県敦賀市・静岡県裾野市の3自治体と、DXハイスクール校の北海道大空高等学校、クラーク記念国際高等学校、FC今治高校里山校、昭和学院秀英高等学校の4校が参画し、合計105名が参加している。
「Z-SCHOOL」は、8カ月間でAIの基礎や効果的な活用方法を習得しながら各自治体が直面する地域課題を探究し、生成AIを活用した課題解決型のオリジナルWebサービスを制作するプログラム。実際に手を動かしながらデジタルスキルや課題解決に向けた思考力や創造力を身につけることで、Society 5.0時代に求められる課題解決型デジタル人材の育成を目指している。
なお同プログラムには、ライフイズテックが開発した教育特化型のオリジナル生成AIサービスを活用する。生徒の利用に特化した機能やUI/UXの最適化を図り、安心安全に利活用できる環境を構築している。加えて、プログラムには専門スタッフと大学生メンターが指導・伴走する。各地域の中高生たちがオンライン上に同時に集い、地域の枠を超え、仲間とともに活動を深められる。
「Z-SCHOOL」は「知る」「使う」「活用する」の3STEPで実際に手を動かしながら知識や技術力を身につけ、創造力を深めていくプログラム。特徴は以下の通り。
STEP1「知る」
AI概要講座、生成AIワークショップなどを通して、生成AI登場以降の社会変化や活用事例、生成AIの可能性やリスクなどを学び、基礎を身につける。
STEP2「使う」
ライフイズテックが開発した教育特化LLMサービスを活用し、生成AIで画像・文章・映像生成の方法を習得するほか、Webコーディングに必要なコード生成方法も学習する。幅広くAIを活用することで、AIで自分のアイデアをカタチにする力を身につける。
STEP3「活用する」
課題解決ワークショップを通し課題解決の思考法を習得した後、生成AIを活用しながら地域課題解決型のオリジナルWebサイトを実装する。効果的なプレゼン方法も習得し、最終日には自治体関係者の前でプレゼンテーションを行い、成果を発表する(予定)。
「Z-SCHOOL」概要は以下の通り。
- 日程:8月~2025年3月の日曜日 17時~19時(全31コマ)
- 参加人数:105名(「Z-SCHOOL」参画自治体または学校に在学の中学生・高校生)
- 参画自治体:港区、敦賀市、裾野市
- 参画学校:北海道大空高等学校、クラーク記念国際高等学校、FC今治高校里山校、昭和学院秀英高等学校
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