カタリバは、同法人の運営する「みんなのルールメイキング」が、「ルールメイキング・サミット2024」を10月13日12時~17時(一般観覧は14時から)に開催することを発表した。開催場所は東洋大学 白山キャンパス(東京都文京区)の井上円了ホールおよび6号館教室で、一般観覧の募集は10月10日20時まで受け付けている。
「みんなのルールメイキング」の活動は、カタリバにより2019年から運営されている。学校の校則を題材に、児童生徒が中心となり、教員などの学校関係者と身近なルールを対話的に見直すことで、単に校則が変わるということではなく、「対話を通して納得解をつくるプロセス」を児童生徒の学びの機会と捉えて目指したい学校づくりができるきっかけをつくっている。「ルールメイキング・サミット」は、全国でルールメイキングに取り組む中高生のための「仲間との交流の場」となる、かつ「学校で役立つアイデアやノウハウを学べる」イベントとして開催されている。
「ルールメイキング・サミット2024」では、全国で校則見直しやルールメイキングに取り組んでいる中高生100名が集う。
当日は、
- 学校では、参加者が限られていたり、十分な時間が取れず、新しい意見を取り入れていくことが難しい。だから、他校の事例を聞いたり、社会で活躍するルールメイカーにアドバイスをもらいたい!
- 先生や周りの生徒にうまく思いや考えを伝えられずに悔しい思いをした。どう乗り越えたらいいのか相談したい。
- 校則を変えたいと思っているが、自分の周りにはその事例ややりたいと手をあげてくれる人がいない。同じ志を持つ仲間に出会いたい。
といった思いを抱える全国24都道府県39校の中高生ルールメイカーに対して、地域や世代を超えて仲間と出会い対話することで、校則見直しやルールメイキングにおいて直ちに活かせるアイデアやソリューションを身につけられる場を提供する。
具体的には、与えられたミッションをクリアしながらゴールを目指す「オリジナルボードゲーム」を使用したグループワークショップが行われる。ゲームの世界と学校のルールメイキングを比べつつ、どうしたら多様な立場の人とよい対話の場をつくり、どう合意形成をしていくのがよいかを一緒に考えていく。
あわせて、中高生ルールメイカーたちにあらかじめ取り組んでもらった、周りの大人や生徒へ「校則へのイメージ・変えたい校則」「校則見直しやルールメイキング活動の課題」「見直すためのアイディア」などに関するインタビューに基づいて、トークセッションを行う。トークセッションでは、Liquitousによる協力のもと市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を活用してインタビュー内容を分析し、さまざまな立場の人の意見やアイデアを可視化する。さらに、ゲストルールメイカー3名を招いて、データを活用しつつ属性ごとに違いや共通点を見つけながら、これからのルールメイキングの進め方やあり方について、実社会の実例も交えつつ議論する。
なお、当日は14時から無料で一般観覧が可能。定員は150名で先着順となっており、10月10日20時までに専用フォームから申し込む流れとなっている。
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