ソフトバンクロボティクスは、同社が手がける人型ロボット「Pepper」を活用した授業プログラムのテンプレート集「Robo Blocks(ロボブロックス)スクールテンプレート」に「金融リテラシー教育」を追加したことを、7月30日に発表した。同教材は、同社が提供する教育機関向け学習サービス「Pepper for Education」および「Pepper 社会貢献プログラム2」に参加する自治体・非営利団体・教育機関へ提供される。
キャッシュレス化が急速に進む中、子どもたちは金融について正しく理解し「見えないお金」との上手な付き合い方を身につけることが必要とされている。
同教材は、デジタル時代を生きる子どもたちに必要とされる金融リテラシーの向上を目的にLINEみらい財団が2020年から提供している教材を、人型ロボット「Pepper」で学べるようにしたもの。「Pepper」がアシスタントティーチャーとして、子どもたちの好奇心を刺激しながらインタラクティブに授業を進行する。
「金融リテラシー教育」授業プログラムの流れは以下の通り。
基本編
信用ってなんだろう?
「信用」と「信頼」の違いや、それらを得ることの難しさ、これからの社会を生きるために信用を積み重ねることの重要さについて、カードワークやユースケースを通して学ぶ。
応用編
「見えないお金」と上手につきあおう
売り手(送り手)と買い手双方の視点から、見えないお金である「キャッシュレス」とのつきあい方を学び、ワークシートを使って実践的に考える。
複利的思考を身につけよう
「数学」や「計算」のイメージが強い「複利的思考」に焦点をあて、情報の広がり方やウイルス拡散などの身近な複利に関する事例を交えながら理解を深める。また、利子や奨学金などについて考え、期間や金利に注意しながら複利を上手に活用する方法について学ぶ。
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