Classi(クラッシー)は、学習支援プラットフォーム「Classi」を利用している全国の高等学校169校における生徒2万851名の学習記録データを分析し、成績向上につながる効果的な指導方法や学習方法について検証した結果を、7月5日に発表した。
今回の学習記録データ分析は、平成28年度に「Classi」を利用しており、平成28年度「進研模試」総合学力テスト7月、および平成29年度「進研模試」総合学力テスト7月の両方を実施した高等学校を対象に実施している。
学習記録データをもとに、「WEBドリル」「学習動画」の活用度合い、教員から生徒への「メッセージ」の投稿度合いによって、学校をそれぞれ「高活用群」「中活用群」「低活用群」に分類し、1年間の偏差値の変化を見たところ、「高活用群」の学校は偏差値がアップしたのに対して、「低活用群」の学校は偏差値が低下した。
さらに、「メッセージ投稿」の数が多いほど、「WEBドリル」の完了数、「学習動画」の再生数が多いことが明らかになっている。
また、「学習記録機能」の活用度、生徒の学習記録に対する教員のコメント返答度合いと、1年間の偏差値の変化を調べると、「高活用群」の学校は偏差値がアップしたが、「低活用群」の学校は偏差値が低下する傾向が見られる。
このほか、生徒の「学習記録」の投稿が多く、教員の「コメント」数も多い「相互交流」タイプの学校、および教員からの「コメント」は少ないが、生徒の「学習記録」の投稿が多い「生徒中心」タイプの学校の偏差値がアップしている一方で、「学習記録」の投稿も教員からの「コメント」も少ない「非活発」タイプの学校は偏差値が低下している。
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