AKAは、同社が開発・提供するスピーキングテスト対策アプリ「Musio ESAT-J通信教育」の効果を検証するとともに、その結果を用いてよりよいソリューションへと改善するため、東京都葛飾区立常盤中学校と実証実験を行うことを、7月16日に発表した。
東京都は2022年から英語スピーキングテスト「ESAT-J(イーサットジェイ)」を導入しており、昨年11月の試験では約7万人の中学3年生が受験した。また、2024年から都内中学校1年生、2年生を対象としたテスト「ESAT-J YEAR 1(Y1)」「ESAT-J YEAR 2(Y2)」も導入され、スピーキングテストへの対策が急がれている。
同社では長年のノウハウやデータを最大限活用し、「ESAT-J」をもとにしたスピーキングテスト対策アプリ「Musio ESAT-J」「Musio ESAT-J通信教育」を開発した。これまで多くの英語学習者にスピーキングテスト対策コンテンツを提供している。「Musio ESAT-J通信教育」ではAIを用い、効率的なテスト対策学習を実現する。
模擬テスト
「ESAT-J」の出題形式に準拠した模擬テストを受けることが可能。「Y1」「Y2」の問題形式にも対応しているため、自身の学年やレベルに合わせて問題を選択できる。
AIによる採点・分析
学習者の回答をAIが自動で採点・分析する。AIによる細かなフィードバックも提供されるため、学習者本人が自身の苦手・得意な点を把握できる。
パート別演習
より効率よく対策を進められるよう、パートごとに問題を解けるパート別演習の機能が搭載されている。自身の苦手なパートを徹底的に対策することで全体的なスコアアップを実現する。
同社は「Musio ESAT-J通信教育」の効果を検証するとともに、その結果を用いてよりよいソリューションへと改善するため、葛飾区立常盤中学校と実証実験の実施を決定した。1~3年生の全学年を対象に2024年秋頃の実施を予定しており、学生にとってテストの実践練習の場になることが期待されるとともに、その効果についても測定する。
実証実験では「Musio ESAT-J通信教育」を学生が一定期間利用し、複数回のテストを通じて学習、また記憶の定着にどれだけ効果があるのか測定する。
同社は実証実験で得た結果を英語学習者によりよいソリューションを提供できるよう有意義に活用し、アプリの改善・改良に役立てていく。
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