河合塾は、高校を対象に提供しているAI搭載のICT教材「tokuMo(トクモ)」を7月11日にアップデートした。新科目として「生物」と「公共」を追加し、「情報I」をはじめとした既存科目にも1300問以上を追加したことを発表した。
「生物」と「公共」の追加は、教員からの多くの要望を受けて行われた。「生物」に200問、「公共」に300問が追加されている。
既存科目への問題追加としては、「情報I」に実教出版との提携によって同社の提供する340問を追加した。検定教科書の発行や教科書傍用の教材作成などで高く評価されている同社のコンテンツを追加することで、知識の定着から大学入学共通テストレベルまでの対応が可能になっている。ほかにも「化学基礎」「化学」「物理基礎」「物理」「生物基礎」に、河合塾の教科指導ノウハウがつぎ込まれた問題を、それぞれ200問追加した。
なお、学校・教育委員会を対象に提供されている、2か月間の「tokuMo」の無料トライアルでも、今回のアップデートで追加された科目や問題を利用できる。
「tokuMo」は、AIを搭載した高校7教科のICT教材。「高等学校における学習指導での使いやすさ」を追求して教員からの意見を取り入れ、生徒の学力定着と教員の業務軽減の両立を目指して開発されている。生徒向けの主な機能は、AIによる個別最適化学習、問題ブックマーク機能、おすすめ問題自動配信など。教員向けの主な機能は、AIによる課題作成サポート、成績閲覧機能、オリジナル問題登録、利用状況レポート機能などがある。利用料金は、ID1つにつき月額1100円。動作環境はパソコンまたはタブレット(ブラウザ上で動作)で、スマートフォンでの利用は非推奨となっている。
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