ハイラブルは、同社の提供する対面の話し合い見える化サービス「Hylable Discussion(ハイラブルディスカッション)」において、新機能となる「マップ機能」を6月27日にリリースした。
「マップ機能」では、地図を見るようにリアルタイムで複数のグループワークにおける発話状況を、パソコンやタブレット端末上のWebブラウザから一覧できる。同機能によって、誰でも簡単にすべてのグループの進行内容を的確に把握し、タイミングを逃さず適切な介入が可能になる。教育現場においては、児童生徒に対して経験豊富な教師のようなきめ細かいフォローができるようになり、限られた時間で学びの質の向上につなげられる。
これまで「Hylable Discussion」では個別の話し合いの見える化は可能だったものの、教室全体を俯瞰するために必要な複数グループの一覧には対応していなかった。「マップ機能」には、話し合い終了後に発話内容のレポートを出力する機能も搭載されているので、全グループの話し合いの内容を漏らさず把握でき、詳細な内容による振り返りが可能になる。
教員は、発話量の少ない児童生徒やグループを、タイミングを逃すことなくピンポイントで支援できる。
さらに、話し合いの残り時間や各グループへのアドバイスなどを、適切なタイミングで周知または通知可能となっている。
「Hylable Discussion」は、グループワークといった対面の話し合いを「たまご型レコーダー」でグループごとに録音して、自動的にグラフで見える化するクラウドサービス。「誰が」「いつ」話したかを聞き分けて見える化できる。
複数のグループの話し合いを、同時にグラフで見える化することが可能なので、従来なら聞き逃しが避けられなかった児童生徒の発言を記録し、すぐに状態を把握できるようになる。今後は、進化する生成AIを活用して、発話パターンに合わせつつ自動的に会議に介入する「自動ファシリテーション機能」といった、児童生徒が自分たちで話し合いをよりよくできるよう支援する機能の実現を目指す。
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