Edv Futureは、不登校率の増加に歯止めをかけるべく、公教育の学校現場における「不登校の未然防止支援実証」を2024年度に実施することを発表した。あわせて、同実証に参加可能な新規自治体を7月31日まで募集している。同実証に参加する自治体では、実証期間中に同社の提供する「EdvPath」が、所管の小中学校全体で無償利用できるようになる。
「EdvPath」は、データに基づいた生きる力の育成によって、児童生徒の学習意欲を高めるサービス。児童生徒の非認知能力や個性がひと目でわかるようになり、クラウド上での生徒情報の管理を可能にする。また、大学教授の監修によるコーチングプランや生徒に合わせたコーチングプランの割り当て機能、コーチング取り組み状況の可視化、「探究的な学習」の時間に活用できる非認知能力向上のための授業内容なども備えている。
同実証では「EdvPath」を活用し、学校現場での不登校者の増加を防ぐことを目的とする。「EdvPath」によるアセスメント調査で非認知能力を測定するだけではなく、不登校に関連が深いと考えられるクラス内の心理的安全性などの周辺環境や、自己肯定感についての測定を実施する。
あわせて、同実証に参加するそれぞれの小中学校に、各校1名のサポートスタッフを配置。アカウント登録から運用まで伴走支援することによって、教職員の負担軽減にも配慮しつつ実証を行っていく。
同実証における募集団体は、自治体の教育委員会となる。小学校・中学校の全学年が対象となるが、実施する学年については相談可能。応募は7月31日までとなり、「support@edufuture.co.jp」にメールを送る方式となっている。
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