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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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河合塾、KEIアドバンス、NOLTYプランナーズ、SPLYZAの4社が連携し、「部活動キャリア教育プログラム」を始動

 河合塾、KEIアドバンス、NOLTYプランナーズ、SPLYZAの4社は、部活動を通して高校生のキャリアデザインを支援する新サービス「部活動キャリア教育プログラム(仮)」を始動することを、5月10日に発表した。7月ごろから新サービスを開始する予定で、現在参加校(部活動単位でも可)を募集している。

 近年の変化の激しい社会において、個人が持っている知識や技能だけでは解決できない課題も多く、仲間と協働して課題を解決していく能力が求められている。ここで必要な主体性や協働性は日常の学校生活で自然に身につくものではなく、意識的に伸ばしていくことが必要になる。

 今回、河合塾、KEIアドバンス、NOLTYプランナーズ、SPLYZAの4社は、これらの力を伸ばす場として高校の部活動に着目し、新しい教育プログラムを提供することとなった。

 もともと部活動は、自己肯定感を高めて豊かな人間関係を構築できる、教育的意義の高い場と言える。この部活動で培える能力を最大化して可視化するプログラムを提供することで、社会で生き抜く力を身に付け、早期からキャリア形成への意識を高める。

 また、大学進学において、総合型選抜の出願書類や面接などでの自己PRに役立てることを目指す。将来的には、大学側がコンピテンシーの高い人材を確保するために同プログラムを活用できるような施策も提案していく。

 同プログラムでは、以下を目的としてサービスを提供する。

  • 自らの経験や想いを言語化できるようになる。
  • チームメイトと協働して課題解決を行うことで、部活動に主体性をもって自律的に取り組む力が向上する。
  • 自らの強み・弱みを認識し、その能力に対し狙いを定めた取り組みを行うことで、それらの能力が伸長する。

 参加期間は2024年7月ごろ~2025年3月で、対象となるのは「学びみらいPASS(PROG-H)」採用校の高1~2年生。運動系の部活動単位でも参加が可能(個人単位での申し込みは不可)。プログラム参加料は1人あたり年額3000~3500円を予定している。なお、参加料に各社のコンテンツ代(「学びみらいPASS」「NOLTYスコラフォーゼ」「SPLYZA Teams」)は含まれない。

 同プログラムの流れは以下の通り。

1.開始時に自身の「強み」と「弱み」を測定し、客観視する

  • プログラム開始時にジェネリックスキルを測定するアセスメントテスト(PROG-H)を実施し、自分自身の強みと弱みをあらかじめ理解して伸ばしたい能力を確認する。

2.提供する手帳やアプリを活用しながら日々の活動で「仮説」⇒「実行」⇒「検証」のサイクルを回す

  • 個人・チームの目標に向けた課題を「仮説」としてたて、それを練習で「実行」し、結果を「検証」する活動を日々行う。
  • 1で把握した能力を意識しながら、仮説や検証結果を毎回手帳に記載し、自身の進捗を振り返る。

3.年に数回のフォロー講義により、自分の経験を「言語化」する機会を提供する

  • フォロー講義では、日々の活動を振り返り、得た経験や想いを自己PRとして「言語化」する。
  • 自分の能力が伸びたことを実感することで自分に自信を持ち、部活動へのさらなるモチベーション向上にもつながる。

4.対外試合や紅白戦などで得られた能力のアウトプットを行う

  • チームの目標(ありたい姿)に対して共通認識をもち、個々の役割を確認・理解して試合に臨む。
  • 「達成できたこと」「達成できなかったこと」を確認し、再び2のサイクルで活動を継続する。

5.プログラムの最後に再びアセスメントテストを実施、伸長度を確認する

  • 1年間のプログラム実施後に再びアセスメントテストを実施し、自分の能力がどのくらい伸びているかを確認する。
日々のサイクルのイメージ図
日々のサイクルのイメージ図

 また、今回のプロジェクトに参画する4社は、それぞれ以下のサービスにおけるノウハウを利用し、プログラム設計および実施を担う。

河合塾:「未来を生き抜く力」の伸長を測定

 アセスメントテスト「学びみらいPASS」を提供する。同テストは主体性や協働性といった未来を生き抜くために必要な力を測定するもので、参加者はプログラム開始前後に受検する。開始前での受検では自分の「強み」「弱み」を把握し、伸ばしたい能力を決める。プログラム終了後の受検では実際の能力の伸長を確認し、プログラムの効果を確認する。

KEIアドバンス:大学側の学生募集支援、コンピテンシーの高い学生の確保支援

 河合塾グループの中でも大学の支援を主たるサービスとして進める事業者であり、同プログラムでも大学側を支援するという視点で大学の学生募集に役立つ施策を展開する。大学側にも同プログラムを支援してもらうことで、同プログラムで育成されたコンピテンシーの高い入学志願者を大学側でも確保してもらうことを支援する。

NOLTYプランナーズ:部活動に特化した手帳で日々の活動における仮説・実行・検証サイクルを支援

 スポーツ心理学の観点を添えて設計した手帳「NOLTYスコラ フォーゼ」を提供する。全体目標・個人目標の設定およびそれらに基づいた計画や日々の活動の記録を行い、自身の活動の振り返りと改善を支援する。

SPLYZA:アプリケーション開発を通してスポーツ×教育を支援

 自ら課題発見から解決までを行う映像分析ツール「SPLYZA Teams」を提供する。社会に出てから必要とされる「主体性」や「考える力」をスポーツ・部活動を通じて育めると感じてもらえるように、アプリケーション開発を通してスポーツ×教育を支援する。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11003 2024/05/13 14:10

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