新棟は「挑戦心をかき立てる場」
立命館大学の大阪いばらきキャンパスには、これまで経営学部、政策科学部、総合心理学部、グローバル教養学部と、大学院の経営学研究科、政策科学研究科、人間科学研究科、テクノロジー・マネジメント研究科、経営管理研究科が属していた。4月より新たに、情報理工学部・研究科と映像学部・研究科が他キャンパスから移転し、6学部・7研究科の体制となる。なお、移転してくる学生・教職員の人数は合計約3000人で、これにより大阪いばらきキャンパスは1万人規模のキャンパスになるという。
新棟は地上9階建てで、情報理工学部・研究科と映像学部・研究科の施設のほか、地域住民や企業も利用可能な共創空間を備えている。社会とつながることで、学生や教職員をはじめとした、あらゆる人々の挑戦を後押しする実証実験の場となることを目指す。
学校法人立命館の常務理事(企画担当)である山下範久氏は「今や大学は学生、あるいは教員だけのものではない。もともと大阪いばらきキャンパスは塀のないつくりで地域の皆さまに開放してきたが、新棟では考えをもう一歩先へ進めた」と語る。具体的には、企業や自治体が新棟の中で活動し、課題を共有しながら互いに好影響を与え合う場にしていくという。例えば、同大学は2023年8月に日本マイクロソフトと連携協定を締結しており、新棟では日本の教育機関として初めて、同社の製品・サービスを活用しDXを実現する拠点「Microsoft Base」を設置。また、大阪府や茨木市といった自治体と共に活動するスペースも設けている。
また、同法人で総合企画室の副室長を務める三宅雅人氏は「2学部2研究科の移転を機に、大阪いばらきキャンパスは社会とつながることをコンセプトとした『ソーシャルコネクティッド・キャンパス』として展開していく」と説明。その上で「『TRY FIELD』という名の通り、学生が失敗を恐れずにさまざまな形でチャレンジできる環境を用意した。企業の方々にはぜひプレーヤーとして参画していただき、さまざまな形の可能性を一緒に探っていけたら」と語った。
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