河合塾は、1月に実施した「大学入学共通テストチャレンジ」に参加した高校1年生・2年生を対象に実施した、2025年度から実施される新課程での大学入試に関するアンケート調査の結果を、3月11日に発表した。同調査は、1月14日~16日の期間に行われ、4158名から有効回答を得ている。
調査対象者に、新課程対応入試について不安に感じることはあるかを尋ねたところ、「不安がある」とする回答が86.8%を占めた。学年別では、高校2年生が88%ともっとも多く、高校1年生でも83.5%が「不安がある」と答えている。
新課程対応入試について「不安がある」と答えた人に、不安に感じていることを尋ねた質問(複数回答)では、「過去問題がない」(70.3%)が最多となった。学年別では、高校1年生では「入試科目に『情報I』が新たに加わる」が「過去問題がない」を上回る一方で、「共通テストの問題が増え、解答時間が伸びる」を含む3項目が、全体・学年別ともに上位を占めている。また、高校2年生の約49%、1年生の約52%が「これまでとなにが変わるのかわからない」と回答した。
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