チエルは、学校と教育委員会の最新の取り組みから、GIGA端末の活用を進めるためのヒントが学べる「チエルマガジンセミナー2024春夏」を、4月14日にオンラインで開催する。参加費は無料。
GIGA端末が入り始めて4年目となり、子どもが学校でも家庭でも、日常的に端末を学習で用い、個別最適な学びと協働的な学びを充実させる「セカンド」に進むことが求められている。
端末やネットワーク環境が整備された成果はすでに表れ始めており、経済協力開発機構(OECD)が2022年に実施した学習到達度調査(PISA2022)では、数学リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野すべてで世界トップレベルを記録。「学校のICT環境は使いやすい」と答えた子どもの割合は、OECD平均を上回った。
一方、授業でICTを利用する頻度はまだ低いとの指摘もあり、一人ひとりが端末を用いて個別最適な学びと協働的な学びを充実させる「授業改善」がまだ十分ではないとも言われている。
授業改善の必要性は広く認識されている半面、教員の「個性」は一人ひとり異なる。子どもと同様に、教員も一人ひとりが「個別最適」に学び、その人らしい授業改善に取り組んでいくことが求められていると言える。
同セミナーには、東北大学大学院情報科学研究科/東京学芸大学大学院教育学研究科 教授の堀田龍也氏をはじめ、信濃町立信濃小中学校 研究主任の伊藤真紀教諭、吉田町教育委員会 指導主事の平井奉子氏が登壇し、1人1台端末を授業で活用してもらうためのマネジメントや、教育現場のICT環境の整備推進などについての最新事例を、対談形式で紹介する。また、両現場にアドバイザーとして携わっている信州大学 教授の佐藤和紀氏がコメンテーターと参加し、それぞれの現状と今後の展望を聞く。
開催日時は4月14日の11時~12時10分。対象は都道府県および市区町村の教育委員会関係者と、全国の学校現場の教員。参加には事前登録が必要で、締め切りは4月14日の9時。
プログラム
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「チエルマガジン」最新号のコンテンツ概要
- 東北大学大学院情報科学研究科 教授/東京学芸大学大学院教育学研究科 教授 堀田龍也氏
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小学校・中学校の“壁”を超えた「サロン」で授業改善や端末の利活用を学び合う
- 信濃町立信濃小中学校 研究主任 伊藤真紀教諭
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小・中をつなぐ「全教職員研修会」と「校務はチャット」は授業観も変える
- 吉田町教育委員会 指導主事 平井奉子氏
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事例についてのコメント
- 信州大学 教育学部 学術研究院 教育学系 准教授 佐藤和紀氏
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チエルマガジンの企画・編集側より
- チエル株式会社 代表取締役社長/チエルマガジン発行人 粟田輝氏
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