ガイアックスは、長野市から「長野市と信州大学との連携によるスタートアップ創出業務委託」の企画・運営を受託したことを、11月30日に発表した。
同事業では11月から約5か月間、おもに信州大学長野(工学)キャンパスおよび信州大学長野(教育)キャンパスの学生を対象に、長野市の産業の特色や信州大学のシーズ、参加学生の専門性を活かしたアントレプレナーシップ教育プログラムを実施する。長野市がこれまで行ってきたスタートアップ支援に係る取り組みに厚みを持たせることで、地域経済のさらなる活性化を目指す。
なお、長野市で長期のアントレプレナーシップ教育プログラムが実施されるのは、同事業が初となる。
また同事業では、若い世代が起業やスタートアップに興味・関心を持ってもらい、起業家マインドを醸成するための第一歩として、ガイアックスがこれまで行ってきたアントレプレナーシップ教育の知見・ノウハウを活かして、長野市オリジナルのアントレプレナーシップ教育プログラムを実施する。具体的には、以下の3つの特徴を有する。
- アントレプレナーシップの醸成
- 本格的な起業支援
- 長野市版オリジナルのコンテンツ
「アントレプレナーシップの醸成」としては、同プログラムが現時点では起業を考えていない学生をメインターゲットにしているため、起業家だけでなくすべての人々に必要なアントレプレナーシップの醸成を目的とする。単に起業やスタートアップについての知識を一方的に伝達するのではなく、課題解決型のワークショップをはじめ、現役の起業家や投資家、起業支援者による個別メンタリングなどを行う。
「本格的な起業支援」としては、とりわけスタートアップに興味関心を持ち、起業にチャレンジしようとする参加者への支援活動を継続する。「NAGANO STARTUP STUDIO」をはじめとする長野市の他のスタートアップ支援事業に接続し、より専門的な学習を行えたり、考えたアイディアを発表したりといった、地域に根ざした起業家や投資家、起業支援者などと交流できるような工夫を施した。
「長野市版オリジナルのコンテンツ」としては、ガイアックスによるオリジナルのアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ」をベースに、長野市の産業の特色や信州大学のシーズ、参加学生の専門性を活かしたオリジナルのコンテンツを用意し、参加者が長野市で新しく事業を生み出す機運を高めていく。
同プログラムの定員は50名程度、11月~2024年3月までに10時間程度のプログラムを実施する。対象者の詳細は、信州大学 工学部、総合理工学研究科、総合医理工学研究科、教育学部、教育学研究科、総合人文社会科学研究科の学生・教職員。
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