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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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ICTのプロが解説! 本当に使える「先生のための」ICT教育のすすめ方

Google ドキュメントで教員間の連携とコラボレーションを加速

ICTのプロが解説! 本当に使える「先生のための」ICT教育のすすめ方 ~Google for Education 校務DX編~ 第17回

 本連載では、Google 認定パートナーである株式会社ストリートスマートが、これまで全国の自治体や学校に対しICT教育の推進を支援させていただく中で培った、知見やノウハウをお届けします。第17回は「Google ドキュメント」を活用したテキストコミュニケーションについてご紹介します。Google ドキュメントは単なる文書作成ソフトにとどまらず、協働編集[※]や「スマートキャンバス機能」を使いこなすことで、さまざまなコラボレーションが生まれるプラットフォームとして活用できます!

[※]単に複数人で行うという意味の「共同」ではなく、共通の目的・目標のために責任や役割を分担しながら行う、というコラボレーションの意味合いから「協働編集」としています。

近年における教員の働き方の変化

 文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」で全国の学校にICT環境が整備され、先生の働き方が少しずつ変わってきました。会議資料をペーパーレス化したり「Google フォーム」でアンケートを実施したり、紙ベースの校務がどんどんデジタルに置き換わってきています。デジタルに置き換わったことによる業務の省力化は、おそらく多くの先生が実感されているはずです。では校務DXをさらに押し進めるためには、どうすればよいでしょうか?

校務DXを推進するための3つのキーワード

 校務DXをさらに押し進める上でのキーワードは「時間」「場所」「チーム」の3つです。

校務DXを推進するための3つのキーワード
校務DXを推進するための3つのキーワード

時間

 通勤中や隙間時間を有効利用して、連絡事項を確認したり、授業準備を進めたり、帰宅後に気づいたアイデアをサッとメモしたりできます。

場所

 仕事の場所が職員室に限定されず、教室や準備室、出張先や自宅など、場所にとらわれない柔軟な働き方ができます。

チーム

 チームでの共同作業は、約5倍もの高いパフォーマンスを生み出すという研究結果があります。チーム間でのコラボレーションの促進は、生産性を向上させます。

チームとしての生産性も向上させる「Google Workspace for Education」

 「Google Workspace for Education(以下、Google Workspace)」をはじめとしたデジタルツールが、先生の働く「時間」や「場所」の制約を取り払い、柔軟で効率的な働き方を実現することは理解にたやすい一方、個々人が「時間」や「場所」を柔軟に選択していては「チーム」で業務を遂行し、高い生産性をあげるのは難しいのではないか、という意見も聞こえてきます。

 Google Workspace では、各個人がこうしたデジタルの恩恵を享受しながらも、チームとして最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、各アプリケーションにコミュニケーションを効率よく図れる機能が多く実装されています。

「文書作成」だけじゃない Google ドキュメントの可能性

 Google Workspace のコミュニケーションツールと言えば「Gmail」「Google Chat」「Google Meet」などが思い浮かびます。意外かもしれませんが、文章作成ツールとしてよく利用されている「Google ドキュメント」もチームでコミュニケーションを取り合いながら、協働で業務を遂行するためのプラットフォームのような働きをします。

Google ドキュメントをプラットフォームにして協働で業務を遂行する
Google ドキュメントをプラットフォームにして協働で業務を遂行する

 資料作成などドキュメントを使用する業務は、個人作業のイメージがありますが、実は多くのコミュニケーションが発生しているものです。例えば、学級通信など学校外部へ配付する資料は、主任や管理職の確認が必要です。また会議資料においては、同僚と分担して適宜相談しながら作成するなど、1人で完結する業務のほうが案外少ないかもしれません。

 協働編集を軸に、コメント機能などを活用して円滑にコミュニケーションを取り合いながら業務を進め、Google Workspace のさまざまなツールを連携できる「スマートキャンバス機能」を使って情報を一元管理することで、それぞれが離れた「場所」からであっても、また異なる「時間」帯であっても「チーム」で効率的に業務を進めることができます。

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「チーム」で働くための Google ドキュメント

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この記事の著者

株式会社ストリートスマート(カブシキガイシャ ストリートスマート)

 「テクノロジーと『人』をつなげる」をミッションに、企業のDX推進や教育機関のICT化をサポートしています。2014年に Google トレーニングパートナーに認定され、現在は Education 分野と、Work Transformation(働き方変革)分野の2つの Specialization...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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