NIJINは、同社が運営する教育コミュニティ「学校CHLOOS」において、オンラインセミナー「【大阪府大東市・水野教育長】が始めた、「先生が抱え込まない」不登校支援」を、12月9日に開催する。参加費は1000円(学生割引あり)。
小中学校における不登校の児童生徒数は10年連続で増加している。各自治体ではさまざまな取り組みを進め、各学校でも子どもと関わる学級担任を中心に対応を進めている。
そのような現状の中、大東市は不登校者の数を減らすことや学校復帰のみを目指すのではなく、すべての子どもの「学びへのアクセス100%」を目指して、独自に多層的な不登校支援の仕組みづくりを行っている。
同セミナーでは、家庭教育アドバイザーや不登校の子どもたちの復学を支援する民間カウンセラーを経て、大阪府大東市の教育長に転身した水野達朗教育長が「教員が抱え込まない」不登校支援の仕組みについて具体的に解説。すべての子どもが学びにアクセスするために、それぞれの立場でできることを考える場となる。
「学びへのアクセス100%」の5つの中身
- 魅力的な学校づくり:わくわくするには学び続けたいと思える授業が基本
- 大東市教育支援センター「ボイス」:「リスタート・リスタディ・リスタイル」の居場所
- 民間フリースクールとの連携:人材を配置し、大学生スタッフも交えたフリースクール
- ICTなどを活用した学習支援:家から出られない子のためにICT教育戦略課の設置、NPO法人カタリバのメタバース空間「room-K」の導入
- 家庭教育支援チーム「つぼみ」による支援:訪問型の支援チームの設置保護者への学びと交流の場の提供
セミナーの参加対象は以下の通り。
- 不登校支援を行っていて悩んでいる学級担任の教員
- 不登校支援を組織的に行いたい管理職の教員
- 不登校支援を学びたい教職を目指す学生
開催日時は12月9日の13時30分~15時で、Zoomを使用して行われる。参加には事前の申し込みが必要で、定員は30名(先着順)。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア