マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(9月)」の結果を10月6日に発表した。同調査は、9月24日~30日の期間に行われ、1837名(文系男子:446名、文系女子:746名、理系男子:323名、理系女子:322名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、調査対象者の9月末時点での内々定率は、前月比2.6ポイント増の86.5%だった。
平均内々定保有社数は、前月比0.1社増の2.6社となっており、内々定率・平均内々定保有社数ともに高い割合で推移している。
入社何年目くらいまでに活躍したいと考えているかを尋ねたところ、「3年目」(46.1%)がもっとも多く、前年とほぼ同程度だった。
入社から「3年目」くらいまでに活躍したいと考えている理由としては、「仕事を覚えてなれるまでにそれくらいはかかると思うから」(82.9%)が最多となり、「教育や研修にある程度時間をかけてもらいたいから」(38.0%)が続いている。また、入社から「1年目(即戦力として活躍したい)」に活躍したいと答えた人からは、「早く仕事を任されたいと思うから」「早く出世したいと考えているから」といった理由が多く寄せられ、「教育や研修にある程度時間をかけてもらいたいから」という回答は特に少ない。
就職活動で経験した挫折・失敗は、これまでの人生における挫折・失敗と比較して、どの程度ショックなものだったかを尋ねた質問では、「ショックな挫折・失敗だったが、これまでの人生での挫折・失敗と比べると小さなものだと思った」(26.7%)がもっとも多かった一方で、「人生の中で最もショックな挫折・失敗だったと思う」(6.8%)と「人生の中でも上位に入るショックな挫折・失敗だったと思う」(22.5%)を合わせた割合が約3割となっている。
就職活動で挫折・失敗を経験した学生に対して、就職活動のどの段階での挫折・失敗だったかを尋ねたところ、「1次・2次面接(人事・現場社員との面接)」(53.8%)が最多となり、「最終面接(役員・社長面接)」(33.5%)がそれに続いた。
具体的な挫折・失敗経験の内容としては、「面接官からいい反応をもらえたのに不合格だったこと」「憧れの企業の2次面接で落ちた挫折感。ずっと働きたいと思っていたところから拒絶された感覚」といった回答が寄せられた一方で、「気分転換に友だちと会った」「自分を責めないようにした」など、うまく気持ちを切り替えて自身を鼓舞している様子もみられる。
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