piglyphとは
「piglyph(ピグリフ)」はリコーが提供する、リアルタイムで対話をグラフィックに変換するビジュアルコミュニケーションシステムです。高機能なホワイトボードアプリとして、ワークショップでの会話をリアルタイムでテキストとイラストで「見える化」してくれます。話した言葉が音声認識され蓄積していき、それに合わせたイラストが表示されます。これにより、速書きやイラストの技術がなくても、話し合いの内容をグラフィックレコーディングとして残すことができます。
簡単に操作できるので、学校での話し合い活動でも使えます。
piglyphでできること
(1)共有URLを発行して複数名で共同作業できる
piglyphは「Miro」や「Canva」のように、共有リンクを介して複数名での共同作業が可能です。参加者のアカウント登録は不要で、リンクを見られる人であれば誰でもルームに参加できます。
(2)音声を認識してタイムラインに蓄積する
マイクをオンにして話を始めると音声認識を開始します。認識したテキストは左サイドバーに表示され、XやFacebookのようなタイムラインを作ります。テキストは話者ごとに区別されるので、いつ、誰が、何を行ったのかをあとで確認できます。タイピングでテキストを投稿することもできるので、声を発せられない環境でもタイムラインに参加可能です。タイムラインのテキストは、ドラッグ&ドロップで簡単にボードに挿入できます。
(3)テキストの内容をイラスト化する
タイムラインに表示されているテキストの内容に合わせてイラストが提案されます。イラストをクリックするかドラッグ&ドロップすることでボードに挿入できます。piglyphは日本製のサービスなので、使用できるイラストが欧米のサービスよりも日本人の感性に合っているものが多いと感じます。
(4)ホワイトボードアプリとして使用できる
piglyphには図形や直線、矢印の挿入、ペンツールでの描画、画像ファイルの挿入、テキスト入力など、基本的なホワイトボードアプリの機能が装備されています。ボードに入力したテキストにもイラストが提案されるほか、パレットを展開して、イラストを選んで挿入することもできます。
(5)選択した部分だけを画像として保存できる
話し合いがまとまったら、必要な部分だけを選択して、PNGやJPEGの画像としてエクスポートできます。
piglyphの始め方
piglyphのページ(https://piglyph.com/)を開き、右上の「無料トライアル」をクリックします。
トライアル申し込みフォームが開くので、必要事項を記入して送信します。途中、Web会議での個別説明希望欄は、必須にはなっていないのですが、直接担当者からレクチャーを受けられるので、可能であれば個別説明を受けることをおすすめします。
送信が完了するとフォームからの自動送信メールが届き、後日担当者からサインアップ用のURLが届きます。