イー・ラーニング研究所は、子どもを持つ保護者や親族に子どもがいる人を対象に実施した、「2023年1学期の教育の振り返りと新学期の学習についての意識調査」の結果を9月21日に発表した。同調査は、8月3日~28日の期間に行われ、316名から回答を得ている。
調査対象者に、2023年の1学期、教育ワードで特に印象に残っている取り組みを選んでもらったところ(複数回答)、「金融教育」が6割超でもっとも多く、「メタバースの活用」がそれに続いた。
これらの教育ワードを選んだ理由(複数回答)は、「ニュースで話題になるから」「最先端の教育として興味があるから」「身近に感じることが多いから」が、いずれも半数近い回答数で上位を占めている。
2023年の1学期に行われた教育業界の取り組みの中で、特に効果を感じたものを選んでもらったところ(複数回答)、「デジタル教科書やメタバースなどのICT教育の強化」が半数超で最多となり、「金融教育の強化」「キャリア教育」がそれに続いた。
2023年の新学期以降では、どの教育ワードに注目しているかを選んでもらった質問(複数回答)では、1学期に効果を感じた取り組みと同様に「金融教育」「メタバースの活用」「キャリア教育」が上位を占めている。
夏休み明け、新学期の教育における不安としては(複数回答)、「生活リズムの改善」と「登校するモチベーションの回復」がどちらも約4割で上位となった。
夏休み明け、新学期の教育における不安に対して、家庭で工夫していることを尋ねたところ(複数回答)、「生活リズムを保つ」が半数超でもっとも多く、以下「リフレッシュに効果的な時間を作る」「家庭で学習時間を決める」がどちらも3割超で続いている。
新学期の教育において、子どもに挑戦させたい・してほしいこととしては(複数回答)、「金融教育に通じるお小遣いの管理や投資体験」が6割超で最多となり、「キャリア教育に通じる体験や習い事」「生成AIやメタバースなど新技術に触れる体験」がそれに続いた。
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