ナイルは、同社の運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」において、夏休みの宿題があった10~20代の男女を対象に実施した、生成AIの活用実態に関するアンケート調査の結果を9月5日に発表した。同調査は、8月24日~30日の期間に行われ、533名から有効回答を得ている。
調査対象者に、夏休みの宿題に生成AIを活用したかを尋ねたところ、「活用した」という回答は34.1%だった。
夏休みの宿題への生成AIの活用にあたって、学校や親から何らかの制限が加えられたかを尋ねた質問では、「制限されなかった」とする回答が67.4%を占めている。
夏休みの宿題や課題に生成AIを活用した人(182名)に、活用した生成AIを尋ねたところ(複数回答)、「ChatGPT」がもっとも多く、「Bard」「Bing Chat」がそれに続いた。
同じく、夏休みの宿題や課題に生成AIを活用した人に、生成AIで宿題が捗ったと感じるかを尋ねた質問では、「捗った」とする回答が85.7%を占めている。
夏休みの宿題に生成AIが役立ったと感じる理由としては(複数回答)、「情報収集を効率的に進められた」が最多となり、「複雑な問題を簡単に解決できた」「文章の質が向上した」がそれに続いた。
夏休みの宿題に生成AIが役立たなかったと感じる理由としては(複数回答)、「生成AIの回答や提案が不正確だった」「自分の学習理解が浅くなった」「情報の信頼性に疑問を感じた」といった回答が上位を占めている。また、「操作が難しかった」「得られる情報が宿題に合わなかった」といった意見もみられた。
生成AIを活用した宿題を尋ねたところ、「論文やレポートの執筆」がもっとも多く、以下「数学の問題を解くこと」「読書感想文の作成」が続いている。
生成AIの使い方を学んだ方法を尋ねた質問では、「インターネットの記事やブログ」が最多となり、「学校で質問した」「YouTubeや動画サイトでの解説」がそれに続いた。
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