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みんなのコード、2030年代の情報教育カリキュラムモデルを提案

 みんなのコードは、小学校・中学校・高校の学びを接続させていくことを目指して、2024年3月に2030年代の情報教育カリキュラムモデルを提案する。同実証研究の実施にあたっては、日本財団から「公教育における情報教育の発展と共創による地域格差の是正」プロジェクトとして助成を受けている。

 2030年代の情報教育カリキュラムモデル提案は、小学校、中学校、高校の各学校段階における児童生徒の情報活用能力の一貫した育成についての、さまざまな課題を受けて行われる。同法人では具体例として、2025年から高校の「情報I」が大学入試共通テストに新設されるにも関わらず、小中学校では子どもたちが「情報」を体系的に学ぶ時間がないこと、各学校における指導者不足が深刻な問題となっていることを挙げている。

2030年代の情報教育カリキュラムモデル提案における背景
2030年代の情報教育カリキュラムモデル提案における背景

 同法人は、2020年から宮城教育大学附属小学校と連携して、3年間にわたってコンピュータサイエンス科での共同研究等を行っている。これらの実践を踏まえて、次期学習指導要領では小中高を通じた体系的・継続的な情報活用能力を育成する枠組みが必要であるとの考えから、2022年4月には「2030年代の情報教育のあり方についての提言」を発表した。

2030年代の情報教育のあり方についての提言
2030年代の情報教育のあり方についての提言

 同法人が作成を予定している、2030年代の情報教育カリキュラムモデルは、以下のような内容となっている。

  • AIをはじめとするテクノロジーが、社会と融合した時代に生きる子どもたちにとって必要な資質・能力を示す
  • 小中高を一貫した情報教育のカリキュラムモデル例を作成
  • AIを活用した授業などの実践事例を公開
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