インタツアーは、2025年卒~2026年卒学生を対象に実施した「インターンシップルール変更についての学生意識調査」の結果を8月3日に発表した。同調査は、5月29日~6月9日の期間に行われ、558名(2025年卒:483名、2026年卒:75名)から回答を得ている。
調査対象者に、2025年卒からインターンシップの制度が変わることを知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答は41.0%に留まった。
2025年卒からインターンシップの制度が変わることを「知っている」と答えた人に、どうやって知ったかを尋ねた質問では、「大学」(60.0%)がもっとも多い。
同じく、2025年卒からインターンシップの制度が変わることを「知っている」と答えた人に、いつ頃知ったのかを尋ねたところ、「2023年4月」(38.5%)が最多となった。
同じく、2025年卒からインターンシップの制度が変わることを「知っている」と答えた人に、具体的なルールの変更点を把握できているかを尋ねた質問では、「変更点をきちんと把握できている」という回答が51.5%に達し、全体では21.1%となっている。
「変更点をきちんと把握できている」と答えた理由としては「自分で情報収集をして補った」という回答が見られた。一方で「変更点を把握できてない」と答えた理由は「以前のルールがどうだったかわからない」といった回答が寄せられた。
学生情報を採用活動に活用できない「タイプ1:オープンカンパニー」「タイプ2:キャリア教育」に参加した後、企業から早期選考の案内などが来ることについての感想を尋ねたところ、「特に何も思わない」(45.0%)がもっとも多く、「採用に意欲的で好印象」(39.4%)がそれに続いている。
それぞれの感想を選んだ理由としては、「企業と学生お互いにwin-win」といった意見が寄せられた一方で、「学業の都合があるのでルールを守ってほしい」といった意見もみられた。
オープンカンパニーやキャリア教育によって取得した情報は学生情報を採用活動に活用できないというルールに従わず、企業から早期選考の案内が来たら選考を受けるかを尋ねた質問では、「受ける」が84.9%を占めている。
オープンカンパニーやキャリア教育によって取得した情報をもとに、早期選考の案内が来たら選考を「受ける」と答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「チャンスを逃したくない」(77.8%)がもっとも多かった。
オープンカンパニーやキャリア教育によって取得した情報をもとに、早期選考の案内が来たら選考を受ける理由について、自由に答えてもらった質問では「早く内定をもらえるのでプラス」といった回答が多く、「早く就活を終えたい」という意識の強さがうかがえる。
オープンカンパニーやキャリア教育によって取得した情報は学生情報を採用活動に活用できないというルールに従わず、企業から早期選考の案内が来たら選考を「受けない」と答えた人に、その理由を尋ねたところ、「ルールを守らない・知らない企業に不安感や不信感がある」(59.5%)が最多となる一方、「ルール違反が問題になる」を挙げる回答はなかった。
オープンカンパニーやキャリア教育によって取得した情報をもとに、早期選考の案内が来たら選考を受けない理由について、自由に答えてもらった質問では「ルール違反をしている企業で働くのは怖い」「社内の治安が悪そう」といった意見が多く寄せられている。
就職活動を始める前の段階で、各企業のどのような情報を知りたいかを尋ねたところ、「仕事内容(職種別に詳しく)」(84.4%)がもっとも多く、「社内の様子」(59.0%)、「説明会、インターンの案内」(58.4%)がそれに続いた。
就職活動を始める前の段階で知りたい企業の情報について、自由に答えてもらった質問では、「社員同士の雰囲気を詳しく知りたい」「自分が働くことのイメージをもちたい」といった意見が多く、「情報収集が足りていない気がして不安」といった意見もみられる。また、学歴フィルタがあるのか、ブラック企業でないかといった情報を挙げる意見も多かった。
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