キヤノンITソリューションズは、教育機関向けソリューション「in Campus(インキャンパス)」シリーズにおける、小中高校向けの新サービス「in Campus School IM(インフォメーション・マネジメント)」を、8月1日にサブスクリプション形式で発売した。児童生徒1名につき1ライセンスの購入が必要で、1ライセンスあたりの月額料金は税別300円。なお、1ライセンスには児童生徒1名と保護者1名分の利用が含まれる。
「in Campus School IM」は、散在する学校情報を集約した「デジタルプラットフォーム」として機能することで、学校業務の効率化を実現する。さらに、教職員、児童生徒、保護者それぞれの双方向コミュニケーション活性化による個別最適化を通じて、創造性を育む教育ICT環境の実現を目指す学校現場を支援する。
「in Campus School IM」のおもな特徴は以下の通り。
- 学校現場での業務負担を軽減する機能を提供し、教職員の「働き方改革」に貢献
- 学校・家庭など、場所を選ばず利用可能なクラウド型サービス提供モデル
- 成績や課外活動の記録を可視化し、保護者も安心できる教育の質向上を実現
「in Campus School IM」は、主に3つの機能で構成される。「ポータル」機能では、お知らせ、カレンダー、アンケート、各種リンクなどを表示し、校内の各種情報をひと目で確かめられる。また教職員は担当クラスの出欠状況確認、保護者は学校への各種申し込みの申請が可能になる。「LMS」機能では、教職員と児童生徒がオンラインで「教材配布」や「課題提出」などができる。そのほか、児童生徒のトップ画面では「時間割」、教職員のトップ画面は「出講表」が表示されるなど、それぞれの立場を考慮した利用が可能となっている。「ダッシュボード」機能では、児童生徒の学習履歴や成績、模試結果や課外活動といった多様な情報を可視化して、児童生徒との面談に活用できる。さらに受験情報の入力により、在校生と卒業生の成績比較も可能となる。
「in Campus School IM」の導入効果およびメリットは以下の通り。
- 紙媒体の大部分の役割がデジタル化され、業務の削減が実現できる
- 教職員、児童生徒、保護者間の双方向コミュニケーションが活性化される
- 知りたい・伝えたい情報がいつでも・どこでも確認できる
- 児童生徒は分析されたデータによる的確な指導を受けることができ、パーソナライゼーションが加速される
- 校務システムと連携して受験~卒業までの学習データを蓄積することで、進路面談などにいかせる
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