キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズは、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の小中高向け新製品「in Campus School IM(インフォメーション・マネジメント)」を、8月1日に発売する。契約ユーザー数に応じた料金でサブスクリプション型のサービスとして利用可能。
2019年に開始されたGIGAスクール構想以降、全国の児童生徒に1人1台の端末が配布され、ICTを活用した授業が定着しつつある。しかし、学校によってはICT環境をうまく活用できていないケースも多く、教職員の業務負荷が増えている。
このような学校の課題を解決するため、キヤノンITソリューションズは教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の小中高向け新製品として、「in Campus School IM」を発売する。同サービスが、散在する学校情報を集約した「デジタルプラットフォーム」として機能することにより、学校業務の効率化を図る。加えて教職員・児童生徒・保護者、それぞれのコミュニケーションを活性化させることで、個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現を目指す。
主な機能は以下の通り。
ポータル
お知らせ、カレンダー、アンケート、各種リンクなどがポータル画面に表示され、校内の各種情報が一目で確認できる。教職員は担当クラスの出欠状況を確認でき、保護者は学校への各種申し込みをポータルからいつでも申請することが可能。
LMS
教職員と児童生徒がオンラインで「教材配布」や「課題提出」などの対応が可能となる。トップ画面では、児童生徒がアクセスした場合は「時間割」を、教職員がアクセスした場合は「出講表」を表示するなど、それぞれの立場を考慮した利用ができ、表示された授業を選択するとその授業のトップ画面に遷移するなど、履修内容の管理に役立つ。
ダッシュボード
児童生徒の学習履歴や成績、模試結果、課外活動など、多様な児童生徒情報を「ダッシュボード」で可視化できる。また受験情報を入力することで、在校生と卒業生の成績比較も可能で、児童生徒との面談に役立つ。
価格は、1ライセンス300円/月。
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