TBT Labは、JCBと和洋九段女子中学校高等学校と共同で、生徒とのディスカッションを通じた学校向けメタバースの構築を行う取り組み「メタスクール体験プロジェクト」を開始したことを、6月13日に発表した。
企業や行政機関において仮想領域を活用したDX需要が急速に高まる中、教育分野でも、ゲーミフィケーション、AI、ICTなど様々なテクノロジーやサービスを統合した、学校教育向けメタバースの必要性が増している。
「メタスクール体験プロジェクト」は、生徒とのディスカッションを通じて生徒たちに最適化された、メタバースを活用したモデルの構築を目指す。TBT Labは、生徒たちの価値観に沿って学習を進められるよう、ゲーミフィケーションの要素を取り入れたモデルの検討をしている。ゲームクリエイターとしてグローバルに実績を持つ、 同社代表取締役CEO 田畑端氏の「ゲームの力で日本をアップデートする」というコンセプトに基づき、ゲーミングテクノロジーとRPGのコンセプト活用を想定している。
3者は「メタスクール」の構築を共同で進め、ゲーム・VRベースの授業ツールとコミュニケーションツールを統合した、学校教育向けの新たなインターフェースの構築や、AIによるアドバイス機能・個人用ダッシュボード機能の提供を目指す。
現時点での検討企画は以下の通り。
- メタバース空間での疑似体験学習
- 和洋九段女子中学校高等学校の特色・強みであるProblem Based Learning(PBL)授業でのディスカッション結果をメタバース上に構築できる「UX授業コンテンツ」
- 18歳成人を控えた中高生向けに、メタバース空間ならではの「仮想現実」を生かし契約行為や決済などの成功/失敗体験を安全に経験できるツール
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