Inspire Highは、生徒のウェルビーイングを計測するための「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」を独自開発したことを、5月30日に発表した。なお、今回のアセスメント開発では、日本における幸福学の第一人者である前野隆司氏が監修を担当している。
「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」の開発にあたっては、「ウェルビーイングな状態」を構成する要素を以下のように定義している。
- 自己とのつながり:深い自己理解に基づいた、自分なりの価値観を持っている
- 他者とのつながり:異なる他者と競争するのではなく共感性でつながっている
- 社会とのつながり:自分はこの社会とつながり、変化を生み出せると考えている
今後は、「Inspire High」を受講している中高生に定期的に全33問の質問に答えてもらい、日々の学びの効果や変化を可視化。それを通じて探究学習やSDGs教育をキャリアや進路につなぐだけでなく、生徒一人ひとりのウェルビーイングにつなぐ学びを設計していく。
なお、33問のアセスメント開発にあたって、OECDやWHOを含む国内外の先行研究や事例を参照したほか、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授である前野隆司氏が監修を務めている。
「Inspire High」は、世界中のクリエイティブな大人たちの多様な生き方や価値観、仕事、社会課題に触れられるプログラム。毎回出題される「答えのない問い」に挑戦することで自己表現力を養い、全国の10代と意見や価値観を共有することで他者を知る心も育んでいく。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア