スタディプラスは、同社が提供する教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」の新機能「教材配信システム」の正式提供開始を、4月25日に発表した。同社は2022年10月に「Studyplus for School」を大幅リニューアルし、「教材配信システム」と「教室管理システム」が利用できる無料プランの提供を発表している。「教材配信システム」は、これまで「Studyplus for School」無料プランの先行利用を申し込んだ教育機関のみで利用可能だったが、今後は「Studyplus for School」を導入中のすべての教育機関で利用することが可能となる。
「教材配信システム」は、教育機関において出版社の市販教材や講師・教員自身が作成したオリジナル教材をデジタル教材として「Studyplus for School」上で生徒に配信することができ、これまで紙で管理していた生徒の定着度や学習進度などもデジタル化することができる機能。配信された教材は学習管理アプリ「Studyplus」の本棚画面に表示され、生徒は「Studyplus」アプリ上で学習をすることができる。
「教材配信システム」で提供可能な教材の種類は「ドリル」と「デジタル進度表」の2点。
「ドリル」では、講師・教員が生徒に選択式・記述式のデジタルドリルを配信できる。生徒の過去の学習内容に応じて定着度を可視化することができ、定着度が低い問題に集中的に取り組むなど、効果的な学習をサポートする。単語や一問一答など、繰り返し問題を解く教材に適した機能となる。
「デジタル進度表」は、リアルタイムでの把握が難しかった、生徒の紙教材での学習進捗や理解度をデジタルで可視化する。紙教材を用いて学習した生徒がデジタル進度表に理解度を入力することで、講師・教員と生徒で教材の進捗を共有することが可能となる。紙教材のみではなく、塾独自に用意しているカリキュラムや映像教材の進捗管理も実施できる。
「教材配信システム」の「Studyplus for School」(先生向け)提供機能では、「デジタル教材登録コード」対象の教材について「Studyplus for School」上の画面に専用コードを入力することで、生徒に教材を配付できる。
またデジタル教材で行った学習について、進捗度合いや定着度などを学習量・質ともに「Studyplus for School」の管理画面上で確認・フィードバックできる(学習進捗画面の利用は有料)。
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