SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び

YouTubeの動画から教材を簡単に作成できる「Edpuzzle」とは?

子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び 第8回

 「デジタルでもアナログでもできることはまずはデジタルで」をモットーに、数多くのデジタルツール・教材を活用する、公立小学校教諭の前多昌顕先生。これまで、学校での「Flip(旧称:Flipgrid)」や「Canva」の活用について、ご自身の実践をもとに執筆いただきました。本連載ではそのほかのさまざまなツールの活用実践について、連載形式でお伝えしていきます。第8回ではYouTubeを活用して動画教材を作成できる「Edpuzzle」について紹介します。(編集部)

Edpuzzleとは

 「Edpuzzle(エドパズル)」は動画に質問や説明を追加して教材化できるWebサービスです。アメリカでは50%以上の学校で利用され、全世界で50万以上の教育機関が使用しています。自分で撮影した動画のほかにYouTubeの動画を利用できるので、教材作成が効率よく行えます。

 なお、無料アカウントでは20本まで教材を作成できますが、それ以上使うためには有料での登録が必要となります。

 YouTubeの動画をEdpuzzleで教材化するために動画の作成者に個別に許可を得る必要はありませんが、動画が埋め込み不可に設定されている場合は使用できません。

EdpuzzleのWebサイト
EdpuzzleのWebサイト

Edpuzzleでできること

(1)広告を取り除いて動画を再生できる

 EdpuzzleはYouTubeと提携し「YouTube Player for Education」を使用しています。そのため、広告などの「学習の気を散らすもの」を除外して、子どもたちに動画を視聴させることができます。

(2)YouTubeの動画に問題や説明を埋め込む

 動画内の指定した時点に、選択問題や自由記述問題、説明の文章を埋め込むことができます。子どもたちが動画を再生する際、埋め込んだポイントまで来ると自動的に再生が停止し、問題や説明が表示されます。選択問題はその場で正答が表示されます。間違った場合は補足説明を表示することもできます。

(3)動画をトリミングして見せたいところだけを見せる

 オープニングムービーやエンディングムービーなど、学習に関係ない部分をトリミングできるので、限られた授業時間内で効率よく動画を試聴させられます。

(4)動画のスキップを制御する

 動画の再生位置の変更ができないように設定できるので、動画を見ずに問題だけに答えるチート行為を防止できます。

(5)動画の学習状況を確認する

 子どもたちが動画をどこまで視聴したか、何回視聴したか、いつ視聴したかなどを確認できます。また、問題ごとの正答率や個別の回答状況なども確認できます。

アカウント登録

 Edpuzzleの公式サイト(https://edpuzzle.com/)を開き、「Get started」をクリックして、次のページで「I’m a Teacher」をクリックします。そして「Sign in with Google」か「Sign in with Microsoft」のどちらかをクリックし、次の画面でアカウントを選択します。

 パスワードを設定して「I agree to Edpuzzle Terms of Service and Privacy Policy」にチェックを入れ、「Create new account」をクリックします。

アカウント登録手順(1)
アカウント登録手順(1)

 次に、学校名と所在地を入力後、学年と教科を設定します。日本の学年区分とは若干の違いがあるので、最も近いものを選びましょう。

 登録したアカウントに確認メールが届くので、メールを開いて「Verify your email」をクリックします。開いたページで「Get started!」をクリックするとEdpuzzleへの登録が完了します。

 現時点では日本語化できないので英語のまま使うか、ブラウザの翻訳機能で日本語に翻訳して使いましょう。

アカウント登録手順(2)
アカウント登録手順(2)

次のページ
Google Classroomのクラスをインポートする

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

前多 昌顕(マエタ マサアキ)

 五所川原市立五所川原小学校教諭、青森県プログラミング教育研究会発起人で事務局長。初任の頃よりICTの教育活用に興味を持ち研究を進める。いったんICT教育と距離を取り、研究対象を思考ツールにしたが、プログラミング教育必修化をきっかけに再開する。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート2018-...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/9272 2023/05/12 07:00

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング