イー・ラーニング研究所は、日本金融教育推進協会とともに新たな高校生向け金融教育教材として「投資のキホンを楽しく学ぶ 教育用!資産形成ゲーム」を開発したことを、4月20日に発表した。
2022年4月から成人年齢が18歳に引き下がったことを背景に、高校での金融教育が必修化されてから1年が経過した。現在の日本ではインフレの影響による物価高騰や少子高齢化による社会保障制度の後退により、将来のための貯蓄が難しい時代になったと言える。さらに政府からは「貯蓄から投資へ」といった方針が発表され、将来を生きる子どもたちにとって投資などの金融知識は必要不可欠となっている。
こうした状況を受け、イー・ラーニング研究所は学習指導要領にも含まれる金融教育の中でも、資産形成の手段のひとつである投資に興味を持ち、自分の将来の資産形成について考えるきっかけを作るため、同教材を日本金融教育推進協会と共同開発した。
同教材では、イベントとして発生する経済的現象に関するヒントを踏まえて経済動向を予想し、投資する金融商品を選択することでゲームを進行する。その収益率に応じて利益(損失)が発生し、最終的に所持金を多く保有することを目指す。さらにゲームとあわせてスライド教材を活用した学習を取り入れており、「遊び×学び」を融合させることで一見難しいと感じる内容でも疑似体験を通じて自然に楽しく学べる。
このような学習により、子どもたちは投資をより身近に感じられるとともに基本的な金融商品の種類や特徴(メリット・デメリット)を知り、実際に起こる経済情勢に興味を持てる。
「投資のキホンを楽しく学ぶ 教育用!資産形成ゲーム」の概要は以下の通り。
対象年齢
15歳~
所要時間
100分(スライドとゲーム)
推奨プレイ人数
基本4人(2~6人対応可能)
販売対象
全国の高校など
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