マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月1日)」の結果を3月10日に発表した。同調査は、3月1日~3日の期間に行われ、3080名(文系男子:548名、文系女子:1461名、理系男子:486名、理系女子:585名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2024年卒の大学生・大学院生の3月1~3日時点での内々定率は、前年から3.0ポイント増の18.1%だった。
平均内々定保有社数は、前年から0.1社増の1.6社となっている。なお、企業を対象にした調査では、採用予定数を増やす割合は約3割で、前年に比べて増加している。
就職先として企業を選ぶ際のポイントとして、もっとも当てはまるものを尋ねたところ、「社風や働く社員がよい・よさそう」(28.7%)がもっとも多く、「安定性がある」(19.0%)、「待遇面(給与、休日休暇制度含む)がよい」(18.3%)がそれに続いている。
企業選びのポイントで「社風や働く社員がよい・よさそう」を選んだ理由としては、「長く仕事を続けるうえで人間関係が重要だから」「一緒に働く人は仕事のモチベーションを左右する」といった回答が寄せられた。
ガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)でアピールできそうなポイントを尋ねた質問では、「アルバイト経験について」(60.0%)が最多となり、「学業・研究活動・ゼミ活動について」(56.5%)がそれに続いている。
ガクチカに不足を感じるポイントを尋ねたところ、「サークル活動について」(43.0%)、「ボランティア活動について」(42.6%)が上位を占めており、コロナ禍の影響がうかがえる。
男性の育児休業取得率への関心について尋ねた質問では、「関心がある」(43.5%)と「どちらかというと関心がある」(35.7%)を合わせた割合が79.2%に達しており、男女別での大きな差はなかった。
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