明光ネットワークジャパンは、スマートフォンを所有している中学生の子どもを持つ保護者1000名を対象に実施した、「中学生のスマートフォンの利用に関する実態調査」の結果を3月10日に発表した。同調査は、2月14日~19日の期間に行われている。
調査対象者に、家庭内で子どもとネットリテラシーについて話し合うことがあるかを尋ねたところ、「話し合っている」(21.4%)と「時々話し合っている」(50.1%)合わせた割合が71.5%を占めた。
子どもがはじめてスマートフォンを所有した時期を尋ねた質問では「中学1年生」(34.8%)がもっとも多く、以下「小学6年生」(21.1%)、「小学5年生」(9.6%)が続いている。
子どもがスマートフォンで課金したことがあるかを尋ねたところ、「課金したことがある」は22.4%だった。
自身の子どもがスマートフォンで「課金したことがある」と答えた保護者に、子どもが何に対して課金したのかを尋ねた質問(複数回答)では、「オンラインゲーム」(78.1%)が最多となり、以下「スタンプ購入」(43.3%)、「有料動画/有料音楽視聴」(27.7%)が続いている。
子どもにスマートフォンを所有させた理由としては(複数回答)、「緊急時の連絡用」(50.1%)がもっとも多く、「友人とのコミュニケーション目的」(37.1%)、「子どもと同年代の友だちの多くが所有しているため」(35.5%)がそれに続いた。そのほか、「クラブ活動の連絡のため」「学習塾や習い事に通うため」「自宅に固定電話がないため」といった回答も寄せられている。
子どものスマートフォン利用についての心配ごとを尋ねたところ(複数回答)、「スマホ依存」(63.7%)が最多となり、「視力低下」(49.7%)、「交友関係のトラブル」(45.5%)がそれに続いた。
子どものスマートフォン利用に関して、ルールや約束事があるかを尋ねた質問では、「ルールがある」(34.0%)と「どちらかというとルールがある」(38.5%)を合わせた割合が72.5%に達している。
子どものスマートフォン利用に関して、「ルールがある」と答えた保護者に、具体的なルールや約束ごとの内容について尋ねたところ(複数回答)、「利用時間の制限」(61.0%)、「課金制限」(45.9%)、「利用アプリの制限」(44.4%)が上位を占めた。
子どもは、スマートフォン利用に関するルールや約束ごとを守っているかを尋ねた質問では、「守っている」(31.2%)と「どちらかというと守っている」(49.0%)を合わせた割合が80.2%に達している。
子どもはSNSを利用しているかを尋ねたところ、「利用している」が73.2%を占めた。
子どもがSNSを「利用している」と答えた保護者に、子どものSNS利用に関するルールや約束ごとがあるかを尋ねた質問では、「ルールがある」(32.2%)と「どちらかというとルールがある」(35.0%)を合わせた割合が67.2%となっている。
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