ゼッタリンクスは、同社が販売するデジタル採点システム「Answer Box Creator Z(アンサーボックスクリエイター)」が滋賀県立高等学校全46校(分校を含む)と中学校3校に導入されることを、3月8日に発表した。これにより、教員の採点・集計業務の負担を軽減し、「学校における働き方改革」推進を目指す。
「学校における働き方改革」の一環として、さらなる業務の効率化やICT活用が全国的に求められている中、教員は生徒の理解度を把握するための小テストや定期考査、実力テストなどの採点・集計業務に多くの時間を費やしている現状がある。
そこで同県では、ICTを活用した業務改善ツールとしてデジタル採点システムの導入を検討。各地の定期考査や高校入試において採点業務の実績がある「Answer Box Creator Z」が評価され、この度の導入が決定した。
「Answer Box Creator Z」が導入されることで、これまで紙の答案用紙で行っていた採点業務をデジタル化し、PC上で選択問題の自動採点や記述問題の一括採点を行える。また、新学習指導要領に対応した観点別集計もでき、学習評価や成績集計処理が効率的に行える。
滋賀県内すべての県立高校・中学校での活用が広がることで「学校における働き方改革」がより一層推進されることが期待されるとともに、GIGAスクール構想で整備された生徒1人1台端末のさらなる有効活用につなげることが可能となる。
「Answer Box Creator Z」は、紙のテストの採点・集計業務をデジタル化するシステム。生徒が解答した答案用紙をスキャンしてデジタル化し、PC上で採点・集計できる。専用紙や専用スキャナーは不要なためコストを抑えて簡単に運用でき、定期考査や入試での活用が広がっている。
「Answer Box Creator Z」の特徴
生徒が解答した答案用紙をスキャンしてデジタル化し、PC上で採点・集計できる。
選択問題は自動採点、記述式問題は一覧表示による一括採点が可能。また設問別集計や観点別集計などの豊富な集計ツールで、学習評価や成績集計処理を大幅に効率化できる。
採点後の答案結果をPDFに出力し、グループウェアの「Microsoft Teams」を利用した自動返却機能を実装。これにより、ペーパーレスでスピーディーなテスト返却が可能となる。
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