ローカルイノベーションは、学習塾向け「情報I」EdTechサービス「チエテラス」の正式リリースを、3月7日に発表した。なお、導入塾は初期費用と初月利用料が無料となる。
「チエテラス」は塾・予備校向けに「情報I」の授業に特化し、2022年から高校で始まった必履修科目に対しての定期試験対策や、2025年開始の大学共通テスト対策が可能なカリキュラムを提供するサービス。
同社はエンジニア向けのキャリア支援「CareerSelect」を展開するほか、学生エンジニア向けコミュニティ「STECH」、大学生向けプログラミングスクール「TechSelect」を提供している。プログラミングが身近に使われるシーンをイメージしたストーリーを設計し、現場の最前線で活躍しているエンジニアが教材開発を行うことで教育とキャリアのギャップを埋めるカリキュラムを、この度学習塾向けに提供する。
「チエテラス」の全体のカリキュラムは約50時間が想定されている。
- JavaScript:30時間
- Python(8月リリース予定):20時間
「チエテラス」の特徴は以下の通り。
1.オリジナルストーリーでカリキュラムを楽しく学べる
高校生活に関係があるテーマや身近にある困ったことについて「プログラミングで解決できる」という認識を持てるカリキュラムとなっている。新学習指導要領に沿って課題解決をできる楽しさを、このサービスを通じて感じられる。
2.複数の問題パターンで「情報I」のカリキュラムを体系的に学べる
プログラミング基礎を学ぶために全11種類の問題パターンを用意し、生徒がわかりやすく学習できる設計がされている。カリキュラム内には、プログラミング実行環境でのSNSの投稿機能やECの表示アルゴリズムを改修するプロダクト問題、演習を繰り返して理解度と定着度を測れる章末問題などが豊富に用意されている。
3.オンライン講師との面談形式でのサポートが可能
ティーチングを「チエテラス」、コーチングを「学習塾の講師」が実施することがコンセプトとなっている。学習塾の講師は新たに「情報I」を学ぶ必要はなく、専任の講師がオンラインのチャットもしくは対面形式でリアルタイムで対応する(平日18時~21時30分)。
4.生徒の進捗やつまずきポイントをリアルタイムで把握可能
学習塾の講師が生徒サポートをできるように、生徒のつまずきをリアルタイムでキャッチできるアラート機能を提供する。講師の課題である授業時間の活用のほか、効率的に学習マネジメントができるように正答率や学習進捗を管理できるツールが用意されている。
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