文化放送キャリアパートナーズは、2024年卒業予定の学生を対象に実施した、「2024年卒ブンナビ学生調査(2022年11月実施)」の結果を12月13日に発表した。同調査は、11月1日~15日の期間に行われ、318名から回答を得ている。
調査対象者に、就活ですでに十分に準備・行動できたと思うことを尋ねたところ(複数回答)「自己分析」(34.6%)がもっとも多く、「ガクチカ作成」(30.5%)、「インターンシップ参加」(27.7%)がそれに続いた。
就職活動準備の中で、もっとも不安を感じているものを尋ねた質問では、「面接対策」(36.2%)が最多となり、以下「自己分析」(16.0%)、「グループディスカッション/グループワーク」(10.7%)が続いている。
「面接対策」に不安を感じている理由としては、「もっとも重要なステップだと考えるから。また運の要素も強いため」「1人で練習することの難しさと、本番の緊張感を練習できないため」「面接練習できる機会が少ないから」「面接官との相性によるから」といった意見が寄せられた。
就活についての、現在の気持ちや状況で当てはまるものを選んでもらったところ(複数回答)、「大手企業・ホワイト企業に入れるか不安」(29.9%)、「志望業界や志望企業(群)はある程度固まった」(29.2%)、「周りの就活生の動きがわからず不安」(28.3%)が上位を占めている。
「大手企業・ホワイト企業に入れるか不安」と回答した理由としては、「インターンシップなどの選考を通して、大手であればあるほどに、就職の壁を感じるから」「学歴フィルターという言葉を聞くと、最初から大手に行きたいという気持ちは持たない方がいいのではと自信を失ってしまう」「企業の社員からの口コミサイトを見ると悪い評価が多く、その企業を志望していいものだろうかと思ってしまう。完璧によい企業はないとわかっていても悪い点に目が行ってしまう」といった回答が寄せられた。
また「周りの就活生の動きがわからず不安」と回答した理由としては、「今自分がどの段階にいるのかわからず不安」「サークルやゼミナール活動に参加しているが、周囲は面倒な話題を避けているためか怖いほど就活について何も語らず、全体の動きがまったく見えてこないため」「就職活動の動きがあっているかの不安や、ESなどもまだまだ全然できていないため非常に不安である」といった回答が寄せられている。
志望企業・業界を決めていく中で、テレワークの実施状況も影響するかを尋ねた質問では、「影響する」と「どちらかといえば影響する」とする回答を合わせた割合が6割超に達したものの、前年調査と比較して9.4ポイント減少した。一方で、新型コロナウイルス感染症が収束した後も、テレワークを継続すべきだと思うかを尋ねたところ、「継続すべき」(34.3%)が前年調査と比較して10.2ポイント上昇しており、「可能な限り継続すべき」と合わせた割合は77.0%に達している。
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