デロイト トーマツ グループ(以下、デロイト トーマツ)と西南学院大学は、データサイエンスに関する高度人材育成を通じた地域社会への貢献を行うことを目的に、データサイエンス教育に関する連携協定を締結したことを、12月6日に発表した。
本連携では「九州DX推進コンソーシアム(以下、コンソーシアム)」のメンバーであるデロイト トーマツが、最先端のデータアナリティクスの知見を活かし、同じくコンソーシアムのメンバーで九州を拠点とする西南学院大学のデータサイエンス実践講座の支援を行う。また、講座を通して育成されたデータサイエンティストの活躍を通して、デジタルを活用した地域社会の課題解決に貢献することを目指していく。
具体的には、西南学院大学が2023年度以降の入学生を対象に共通科目として「データリテラシー」および「データサイエンス基礎(データ分析)」「データサイエンス基礎(AI活用)」の3科目を新設する。また、2024年度からは現実社会への応用力や課題解決力のある学生を育てることを目的とした「データサイエンス実践」科目の開設を計画しており、デロイト トーマツと産学協同で実施する予定。なお、西南学院大学はこれらの科目で新たな教育プログラムを創設し、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」のリテラシーレベルや、応用基礎レベルへの申請も予定している。
加えて、社会のデジタル化の流れを受け、日本の大学においても、教育や学術研究活動、施設運営、学生サービスにテクノロジーを活用する「Smart University」や「Smart Campus」と呼ばれる動きが広がっており、西南学院大学の学校運営や学生向けサービスに役立てるために、デロイトトーマツが持つ大学教育のデジタル化に関する情報が提供される予定。
AIやビッグデータの活用でさまざまな知見を持つデロイト トーマツと、地域の教育機関である西南学院大学がデータサイエンス教育に関して連携することにより、福岡においてデータサイエンスに関する高度人材育成が可能となり、将来データサイエンティストといった専門家を数多く輩出し、地域経済や社会に貢献することを目指している。
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